子どもの遊びを提案した教育者たちのこと

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写真)フレーベルが作った最初の幼稚園の園庭。子ども一人にひとつずつ、畑の区画が与えられています。

*フリードリヒ・フレーベル(1782-1852)

『幼稚園』の創始者です。子どもは遊びと作業を中心として育つべきだと考えました。子どもが集まる場所をつくり、恩物と名づけたおもちゃを考案し、園庭では植物を育てることができるようにしました。また、幼稚園の教員養成にも積極的であり、世界初の幼稚園には教員養成のための設備も整えられていました。子どもの中に神性を見出し、持って生まれたその可能性を充分に伸ばすことに情熱を注ぎ、現代でも幼児教育の基礎となっています。

フレーベルの提案した教材
積木 モザイク 粘土や砂、紙、ひもなどの素材

*マリア・モンテッソーリ(1870−1952)

イタリア初の女性医師であり、精神科医としての経験から、障害児に対する感覚的な教育を、全ての子どもへの教育法として究めて行きました。適切な環境と関わりにより、子どもの自発的な活動が促され、充分に経験を積み、満たされることによって自立へと育っていくことを目的としています。そのメソッドを充分に理解し、実践するための教員養成にはかなり厳しく力を注ぎました。子どもの能力の獲得には、敏感期と呼ばれる最適な時期があることを唱え、それぞれの敏感期に適した活動を考案しています。

モンテッソーリの提案した教具
ピンクタワー 茶色の階段 数の棒など、多数
また、目的を同じくする副教材も多く考案されています

*ルドルフ・シュタイナー(1861−1925)

人智学の創始者としてその業績は幅広く、文学、哲学、芸術、建築、医学、農業と、多方面に研究の成果を残しています。幼児教育を含めた教育もその業績のひとつであり、気質や周期といった独自の理念に基づいて環境づくりや活動の方針を特徴づけていきました。静かで安心できる環境や規則正しい生活の重要性を説き、大人は常に子どものモデルとして振る舞うことを意識させています。自分らしく自由に生きることを目的とし、実践的芸術的活動を通して心身統一のとれた全人教育に取り組みました。

シュタイナーが提案した素材

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