19年前へ

11226201_830273417068167_7572011549500603944_o

日頃お世話になっているはっぴぃmamaはうすさんから「ひろさんがいらっしゃるので良かったら会いに来てください」と連絡をいただきました。ひろさん、というのは、私が実家のある石川県で長男を出産したときに新生児訪問に来てくださった、長男は5月生まれなのでちょうど今頃の時期、丸19年ですね、そんなおつきあいの助産師さんです。mamaはうす代表さんも大いに影響を受けた方です。クルテク営業日でしたが、開店前に駆けつけ大急ぎで会わせていただきました。

出会いは、はじめての出産で実家近くの産婦人科医院で言われるままの処置、お産をし、退院して習ったとおりに授乳して1ヶ月経った頃でした。産院では授乳は、まずアルコール綿で消毒し、よく出るためのマッサージをし、どれだけ飲んだか把握するために飲ませる前と後に体重を測り、記録し、新生児用コットに戻す、という3時間に一度の大イベントでした。新生児訪問では、そーんなことしなくていいから、もっと赤ちゃんもお母さんも楽になって、ふたりともぐっすり寝て元気で機嫌よく過ごせる授乳があるから、そんな大変なことしてるからガチガチで出なくなってるのよ、と、産院で習った常識が全部ひっくり返されるようなやり方を教えてもらって、それから母乳育児が簡単になった、私の育児のターニングポイントでした。二人目、三人目の授乳ではもう悩むこともなく、実験台だった長男はご苦労さんだったね、と今あらためて思い出しました。

それ以来、ヒトの自然・不自然って何だろう…と考えるようになりました。少しでも不幸なことを避けるために、学問が発達し、予防のためのいろいろな策が行なわれます。感染しやすい免疫力の低い子、上手に飲めない子のために、消毒や測定はリスクを減らす努力といえます。一方で、自分さえ良ければ良いという考え方に近くなり難しいところですが、そのような努力がなくても自然に受け継がれてきた命に対して余計なことをして難しくしている、という面もあります。ヒトは高度な精神活動をする生き物ですから、身体のリスクが減らされる一方で精神のリスクが高まることもあります。また守りすぎることによって低下する生命力もあるでしょう。そんなことを、19年考えてきたように思います。

ひろさんにお会いしたのは多分10年ぶりくらいのことだと思います。もう自分が母になったときのことより孫を抱くほうが年数的に近いだろうというこの頃になっても、お産の時のことは一つ思い出すといろいろ忘れられないもので、それだけ女性にとっては生涯の大イベントです。できるだけ楽しく幸せなお産、そして子育てをして欲しいという願いがクルテクの原点でもありました。変わっていないけど改めて意識することは大切ですね。ひろさんにお会いして、少しおしゃべりして、また思い出し、励まされました。クルテクにも赤ちゃんがたくさん来てくれます。希望のかたまりだなと思います。原点を忘れず、幸せな命を、始まりからずっと求めていく一部分として、色んな場所と連携しながら担うことを目指していきたいと思いました。

Email this to someonePrint this pageShare on FacebookTweet about this on Twitter