燕岳、ヘトヘトだけどすごくいいお山

お休みをいただき好きな登山へ出かけてきました。行きたい山はたくさんあります。今は行けるだけで感謝です。北アルプス燕岳へ行ってきました。2,763mです。森林限界を越えた世界に滞在することが私の山の楽しみのひとつです。そこまでに行き着くことと、そこにある空気が好きです。空気は薄くて苦しいけど。

山を左右するのはお天気ですが、これは悪くても仕方ないと思わなくてはいけないもの。今回は恵まれたのでありがたいことでした。

燕岳は人気の山です。また頂上直下の燕山荘は評判の高い山小屋です。稜線上にしっかりと立っています。築80年以上とか。木材は途中の小屋から全部担いで上がったそうです。燕岳登山道は北アルプス三大急登と名がついており、なかなかにきつい登りです。聞いただけで途方もない思いになりました。

山荘青空

山荘遠景
燕岳頂上から見た小屋。

小屋の向こうはずっと稜線が続きます。
山荘から尾根

一つ登って降りてしまうのが本当に惜しい、北アルプスは良い山が連なっています。
山々

中でも槍ヶ岳は存在感抜群。
やり
見た目ほど厳しくはない山のようですが、まだ登ったことはありません。いつも眺めてばかりです。

槍へ
燕岳から次の山へ向かう人々。登り途中で出会ったある方は登山者としてはかなりご高齢だと思いますが、大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳と縦走し上高地へ降りるつもりとのことでした。まだ歩いているところでしょうか。素晴らしいです。憧れます。

花も多い山でした。シンボルはコマクサ。
斜面に一面に咲いていました。雷鳥には残念ながら会えず。おサルはたくさん見ました。
コマクサ

厳しい環境で毎年しっかり咲く高山植物。これはリンドウじゃないかな。これが咲き出すと山は秋に入るそうです。燕岳の春は6月下旬で、8月上旬には秋に入ります。10月から6月は冬だって。
りんどう

日の出もきれいに見えました。
夜明け前
夜明け前

日の出
日の出

日高く
日が高くなり青空が広がりました。

日が昇るまでは風が強く寒いです。ダウンジャケット+ゴアテックスのシェル、レッグウォーマー、ニット帽、ダウンの巻きスカート等全部装着。

不便だし、苦しいし、痛いし、何を好き好んで行くのか山。毎回そう思います。今回もいつもやっちゃう失敗、初めてであったトラブル、いろいろ経験しました。山は全て自己責任。無事に戻れてよかった。これでまた次の山へ行けます。次の山へ思いを馳せながら日常のことしっかりやっていきたいと思います。8月4日までお休みをいただいております。また5日より店内でお待ちしております!