思い出に残るもの

開店したときからずっと店内にあります帽子とりゲームですが、実は店内ではあまり出番がありません。私がこのゲームをずっと店内で扱っているのは、多分私が初めて遊んだボードゲームであり、子ども時代の私と家族の思い出のゲームだからです。

今日は、そんな同じ思い出をお持ちのお客さまから帽子とりゲームのお問合わせがあり、久しぶりに店内のサンプルも活躍しました。私よりお若い世代の方ですが、それでも子どもの頃は今のようにたくさんのボードゲームが出ていたわけではありません。当時遊ばれていて今も残っているものは限られているようです。他にはキンダーメモリークラウンクイップス、コンタクトゲームなどが「懐かしい、子どもの頃家にあった。」と言っていただくものですね。みなさん、もうやり方は忘れたけど、なんだか楽しかった思い出だけは残っている、と言われます。子どもとよくやった、今度は孫に買ってあげたい、と言ってくださる祖父母世代の方もいらっしゃいます。ロングセラーは、世代から世代へ思い出をつなぐツールだから大切にしたいなと思います。

家族で遊べるボードゲームがこれだけ豊富になって、今のお子さんたちが親世代になった時に思い出に残っていて、ゲーム自体も残っているのってどんなものだろうと考えながらゲーム棚を眺めているとワクワクします。ブロックスとかラビリンスかなあ。また、私は子どもの頃は実家で遊び、その後中断し、自分が親になって再開しましたが、今は途切れることなく趣味として学生時代も、社会人になってもゲームで遊び続けることができる機会も増え、そのままファミリーゲームに移って行かれる方も多いようです。次世代はまた全然違う気がします。そんな中で、これからも帽子とりゲームやキンダーメモリーなどは、まだまだ残っていくと思います。興奮するゲームではないですが、じわっと来るのでぜひ遊んでみてくださいね。