待ってみよう

生まれてすぐは寝てばかりいた赤ちゃんが、日に日に大きくなって、笑いかけたり、ものを手渡したりしてくれるようになる。周りの大人は、一つ一つの成長が心から嬉しいですね。1歳過ぎて、急速に手を使う動作が上手になってくると、ますます嬉しくて何でもやってみせて欲しくなる。店内においてあるいろいろなものを、『どれくらいできるかな?』って、試してみたくなりますよね。そんなとき、「ほらほら、こうやるの。できるかな。」って、手をとって誘ってみたり、たくさん言葉かけをしたり、よくお見かけする光景です。

そんな時思うこと。ちょっと待ってみませんか?

1歳なら1歳なりに、目の前の何だか魅力的なおもちゃに対して、自分のペースで向き合っているものです。よくわからなくてひっくり返したり、落としたり、それは全然構いません。怪我や事故にならないよう、そういう時だけお子さんを助けていただければ、おもちゃやお店はだいたい大丈夫です。
子どもが、電話やカギ、リモコンなんかが好きなのは、ひとつは身近な大人が使っている様子にワクワクするから。そう。大人がやっていることを真似したい生き物です。だから、手を添えて教えるより、やってみせてあげるほうが良いと思います。その後は、たとえ上手に出来なくても、飽きてしまっても、じっと待って様子を見ていてあげて欲しいな。そして、『まだできないから、このおもちゃまだこの子には早いみたい。』と思われたら、よろしかったらご相談ください。そう見えても今がベストのタイミングですよ、とか、今はこんな使い方をして、もう少し大きくなったらこんな使い方をするようになるかもしれませんよ、といったことをご提案できると思います。
子どもの、本気の遊ぶ姿って、本当にすごいです。その力は、能動的に遊ぶことで引き出されるものだと思います。子どもの自発的な姿のために、助けてあげたい親心は最小限で胸にしまい、ぜひ、待ってみましょう。感動的な姿が見られるかもしれませんよ!

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