奥穂高岳に挑戦した、大変だった

今年の夏休みは穂高に登って来ました。
家族登山を始めて6年目。子どもの成長+毎年の経験で、少しずつ難易度の高い登山もできるようになって来ました。
今年は我が家のレベルではこれ以上はないかなと思える穂高に挑戦。しかもテント泊でした。

まず上高地までが第一段階、次に涸沢まで、そしていよいよ穂高です。
朝4時半に家を出て上高地に到着したのが午前9時過ぎ。登山開始が9時半で、その日に涸沢まで行くにはギリギリだな、と言われた通り、ホントにこれ以上遅くなると危険。8時間近くかかって涸沢までなんとか到着しました。上高地から涸沢までは約17kmの道のり、高低差で800mくらい。すでにこれまでに経験したことのないキツさ。あまりに疲れたので、初めての山テント泊でしたがしっかり眠りました。翌日はいよいよ穂高へ。穂高小屋までの道のりがこれまた辛く、途中水場もなくて水も尽きそうになり、一時本気で後戻りも考えました。結局行ったんですけどね。頂上まで。3190m。日本で3番目の高さです。
あとは降りるだけ。景色も楽しみながらゆっくり降りて、またぐっすりとテント泊。そして翌日また17kmを下り、上高地から運転して新潟まで戻りました。2泊3日でした。

最初苦しい時は、なんで来ちゃったんだろうもう来なくていいかな、と思ってしまうのですが、下山の時には振り返りながら『また来年来る』と誓ってみたり。山が持つ魅力はほんとうに不思議です…

家族連れというのは高山ではあまり多くはありません。だから子どもたちは周りの人に本当によく声をかけてもらい、褒めてもらい、励ましてもらい、喜んでもらってます。山では行動食とよばれるコンパクトでカロリーの高い食べ物が大切なので、子どもたちは、チョコやお菓子もいつもより自由に食べられて、それは楽しみのようです。私もそうでした。子どもの頃から山に連れられ、ほめられたことと食べたことが良い思い出として残っています。

あと何回家族登山ができるかなあ、と思います。子どもたちが年々たくましくなり、登るスピードが速くなり、持ってくれる荷物が重くなり、そのうち独り立ちして親元から離れていってしまう。まだ一緒に登ることができるうちに穂高まで行けて良かったです。

2011年の山記録はこちら。
3日目まであります。
2010年の山記録はこちら。
2日目まであります。