子育ては大変、いつでも大変

なんとなく口癖のように夫と話すことがあります。
「子どもを育ってるって、大変だよね」

もう小さい子を育てているわけではありません。3人とも10代です。
子どもが小さい頃は、夫婦でそういう話をした覚えがあまりないのです。その場その場で大変なことはあったのだけれど、今思うと、それはある程度親がどうにかできたことなんでしょうね。だから力を合わせて頑張れば何とかなっていたのかなあ、と思います。そして、子どもが大きくなればその時の悩みはみんな解消されると思っていました。あとすこし頑張れば楽になるって。

今は、親がいくら頑張ってもどうにもならないことがたくさん出てきました。
どうにもならないけれど、何もしないわけにはいかない、それが子育て。
つい、「大変だよね…」と漏れてしまうのでしょうね。

でも、大変なんだけど、家の中は怒鳴ったり叱ったりする声は小さくなり、笑い声や会話が多くなり、どんどん明るくなっているような気がするのです。大変なんだけど、おもしろいんですね。巣立つまでを前半、中盤、後半に分けたら、そろそろ後半に入って来ました。いくらおもしろくてかわいくても、もう一度最初からやりたいとは思わない。もう十分やりました。それくらいの勢いで育ててみても良いのかもしれないな、と思うこの頃です。