印象に残った、気になる子について

7月21日、静岡のおもちゃ屋さん、百町森さんが主催する保育セミナーに出席しました。

静岡の旅の報告はまた後にして、まず、印象に残っている『気になる子』について…

『気になる子』よく使われる言葉です。発達障がい、またはその疑いを指すことが多いと思います。最近は自閉症スペクトラムという言葉にいろんな症状をまとめていたりしますが、LDだったり、ADHDだったり、アスペルガーだったり、まあ一緒だと思います。

気になる子、誰が気になるの?あなたでしょ!
ズバリ、講演の中でそう聞きました。その子は気にしてないよ、ということでした。私もそうだと思います。『あなたが気になる』のは勝手だけど、っていうか、しょうがないけど、あなたの都合でラベリングしないで、ということでした。
講師の方は、堂々と「わたし間違いなくADHDです」とおっしゃっていました。この講師の方のことを『気になって』いる人は少なくないと思います。講座の最初に、「私のやり方を学びたいという人もいるし、反対に私のこと大っ嫌いという人もいます」とおっしゃっていました。

しかし、保育実践に対しては、もう、ただ圧倒されるのみ。園長をされている方なのですが、その園の子の目の輝き、遊び込む姿、保育環境については、息を呑むばかりです。こんな保育が可能なのだ…子どもたちはなんて幸せなんだろう、と思いました。講演後、保育実践のDVDを即購入しました。ご覧になりたい方はどうぞお問い合わせくださいね。

周りの目を気にしていたら思い切ったことはできない、個性的なことはできない。しかし、世の中には大胆な改革が必要な場面がたくさんあると思います。そこに飛び込んでいくことができる人の中に『気になる子』はけっこういるんじゃないかと思いました。自分は思い切ったことはなかなかできない、それならば、気になる人が個性を発揮している場面をお手伝いしたりフォローしたり(←かなり重要と思う(^_^;))するのが本当の支援(というのも違うのですがここではあえて)なのではないかなあと思いました。