イースターの日曜日のこと

2022年のイースターは4月17日の日曜日でした。イースターは毎年日付が変わります。早くて3月末、遅い年は4月下旬頃です。


2月のはじめ頃に世界最大のおもちゃ見本市がドイツで開かれるので、ドイツを訪れるのはそのタイミングになることが多いのですが、2月はもうおもちゃ屋などイースターの準備に取りかかっていて、まだ2ヶ月も前なのに早いな!といつもながら思いました。

イースターに向けたうさぎのおもちゃの準備
もうたくさんできあがっていました

イースターの前に40日間レントという期間があって、その期間は身を慎んで過ごすことを心がけるため、その期間に備えて騒ぎ納めしておこうというカーニバルの風習が2月にあり、やはり、2月上旬ころのドイツ、特に幼稚園や保育園に見学に行かせていただくと、パーティ会場のようになっていたりして、理解するまでは戸惑ったものです。

普段からこのようなノリなわけではなくカーニバル時期だったため
とはいえ、初めて見たドイツの幼稚園がこれだったのでびっくりしました

イースターはキリスト教会では節目であり、とても大きな意味を持つものですが、キリスト教国ドイツでも、年中行事化、イベント化しているところは多分にあるのかもしれません。それでも文化であり歴史であり思想であり、単なるお祭りではないことは、右を見ても左を見ても教会がそびえる街なかで旅行者にも感じるものはありました。きっと、日本のお祭りにも外国からの旅行者は同じように感じるものがあるでしょう。

パンデミックがあっという間に世界中に広まり、世界中の人々の距離が近くなっていることを思います。戦争は遠いところで起こっていますが、世界中の人に影響を及ぼします。自分の国のことをよく知ること、世界の国々のことをよく知ることが平和への第一歩ではないかと考えています。小さなおもちゃ一つにも、その国のいろんなことが詰まっているものですね。またひとつおもちゃの力を感じました。

バードコール・ひよこ
バードコール・ひよこ