クルテク保育study2017からの予言

最先端の保育を学ぶ研修会「クルテク保育study」を初めて開催したのは2017年でした。

前半は、松井るり子先生より、絵本から読み解く子どもとの向き合い方について紹介していただきました。

続いて龍雲寺学園 バウデア学舎木村先生のお話しで衝撃を受けたことを今思い出しています。

今は待機児童が問題となっているかもしれない。受け入れる側は心配しなくても定員を満たすことができる。しかし、これから子どもは急激に減っていく。7年後、立場は逆転する。今から選ばれる園になる準備を始めないと、生き残れなくなる園が出てくるだろう。少しでも早く、学び、実践に移してください。

今、2022年。5年経ちました。その頃予測しなかったコロナ禍を経て少子化は思っていたより加速しています。5年前の予言は、現実に向かっていることと思います。乳児さんからの入園ニーズは高くなっていますが、それも、もう数年したら枠より質を吟味されるようになってくるでしょう。

養育者として

  • 敏感であること
  • 侵害的でないこと
  • 環境を構造化すること
  • 情緒的に温かいこと

2017年のもっと前から取り組んでこられた木村先生が、今から5年前に教えてくださったことです。

2018年の保育studyでは、金沢星陵幼稚園島田先生より、これまでのあたりまえの保育、昭和の保育から抜け出す勇気のお話しをお聞きしました。子どもにとって本当に大切なことについての研究が進み、ずっとこうだった、ことを手放す覚悟ができるかどうかが、子どもそれから園の未来を分けていくような気がします。嬉しいことに、変化の流れは確実に広がってきていることを実感しています。

その流れを受けて、あそび環境のごていあんページをリニューアル工事中です。完成にはもう少し時間がかかりそうですが、少しずつ充実させていきたいと思います。また、学びの機会も続けて行けたらと考えています。