アート教育のアイデア

「美術館はおもちゃ箱・道具箱展」

店の休みの日、目黒区美術館で開催していた「美術館はおもちゃ箱・道具箱展」に行ってきました。美術館の35周年を記念したものです。美術館の役割のひとつに美術教育を掲げ、独自に収集してきた「おもちゃ」や、画家が実際に制作に使った「画材・道具」、それから画材や素材の実物資料を展示していました。

おもちゃは、クルテクで扱っているものも多いですし、もう廃盤になってしまった名品は今となっては貴重品です。こんな素敵なものがつくられていたことがあったということを見られて良かったです。

1dayラボのアイデア

画材や道具、実物資料の展示が見応えありました。クルテクでは継続的に1dayラボを企画していこうとしています。まだ始まったばかりですが、取りかかりは、やはり「おみやげ」が必要なのではないかと無意識に思っていました。おみやげとは「作品」です。

1dayラボは、小学生が子どもだけで参加しており、大人の方はお子さんのお話と店ブログのレポートで内容を知っていただいています。どんなことをやっていたんだろうということをわかりやすく伝えるのに、成果物はなんとなく最短な気がしていました。でも、今回の展示を見て、成果物よりもその時間をどのように過ごしたかにおもしろいことがたくさん詰まっていると感じました。ラボという名前にした通り、実験、研究で過ごすことにも十分に意義を持たせたいと思いました。

色ってどうやって作る?紙といってもいろいろありますけど?青だけでもとてもたくさんの青がありますね?色鉛筆の青だけでもたくさんなのに、さらに絵の具の青、パステルの青なんて言い出したら1日で終わりそうにない。会場を歩きながら、どんどんアイデアがわいてきました。思いついたことをひたすらメモメモ。(美術館でメモを取ったのは実は初めてで、自前のボールペンがNGなことを知りました。返却不要の簡易鉛筆をいただきました。)

図録も購入!

何ページもメモをとっているうちに「これは追いつかない!」という心境に。文章で限界があるものもありまして、写真が載っている図録を買って帰ろうと半分くらいのところで決めました。ミュージアムショップで図録と、おもしろそうな本と、一緒に購入するとちょっとおトクなオリジナルエコバッグを選び、充実のひとときに浸りながら美術館を後にしました。

これからの1dayラボに

アイデアが溜まったので、スタッフと整理しながら長期的に1dayラボの計画を立てて行きたいと思います。年内はあと2回です。アウトプットのためにはインプットってとても大切だなあと思った日でした。いろいろ吸収しながらシェアしていけたら良いなと思います。