クルテク1dayラボ10/16レポート

10月16日に開催された1dayラボの様子です。1dayラボスタッフのレポートを店主がまとめました。お写真の掲載許可をいただきました。ありがとうございます。

テーマは「おもちゃ屋さんの仕事」

【スタート】

ワークショップが始まるまでの自由な時間は、ちょっとドキドキする時間。初めての場所、初めて会う人。今日は何をするのかな?そんな気持ちもほぐしてくれるおもちゃたちです。

ポリドロンやプリズモは、透明でとってもきれい。はめこんでいくうちに、規則的に組み立てたくなります。

ルールが決まっているゲームは、誰とでもすぐに一緒に遊ぶことができるコミュニケーションツール。楽しく遊んでいるうちに、始まりの時間になりました。

【ラッピング】

おもちゃ屋さんのおしごとで、大切にしたいことの一つに、お客様に喜んでいただくということがあります。商品が汚れないように袋がけをしたり、丁寧にラッピングをすることもあります。

ラッピングを体験してみましょう!まずは、練習。

紙はこの向きで、箱はこっち向きに。ここを、箱の形に沿ってゴシゴシすると折りやすいよ〜と、デモストレーション。子どもたちも、見よう見まねで挑戦します。「だいたい半分って、どれくらい?半分に折って確かめてみていい?」「キャラメル包みっていうんだ。ほんとだ!キャラメルみたい!」「ここ(そこの部分)がはみ出ちゃう。どうしたらいい?」「テープはどの向きで貼るの?」

やってみると、いろんな疑問や思いが出てきます。練習して、包み方に納得できたら本番!実際に店舗でも使用しているドイツ・ディゼーニョ社のラッピングペーパーで包みます。どの柄にしようかな〜選ぶのは楽しいひととき。お魚の柄が人気でした!

「これ持って帰っていいの?」もちろん!お父さんやお母さんにプレゼントあげて〜!

差し上げる相手の顔が思い浮かぶと、気持ちがこもりますよね。それぞれに可愛らしくラッピングできました!ラッピングをしていると、ペーパーの切れ端が出てきます。その切れ端を使って、小袋も作っています。今回は、その小袋も作ってみました。

まずは、スタッフが作った小袋を手渡します。どんな風に作られているかな?「ノリで止めてるんだね」「ここ切っていい?」袋の仕組みを発見していく子どもたち。好きな柄の切れ端ペーパーを使って、小袋を作っていきます。開いた袋を型紙にして、ハサミをあてて切っていく子、とにかく今ある紙の大きさで、端だけを切り落とし量産したい子、様々です。

「お絵描きしてもいい?」と、袋の内側にメッセージを書いて袋に仕立てる子もいました。「また開けるように、ノリじゃなくでテープで止めたいの」というリクエストに、それならマスキングテープがいいかもねと素材を紹介します。柄を内側にして、外側を白地にし、マスキングテープで模様をつけている子もいました。袋の入り口をフリル様にカットして、封筒みたいに仕立てていましたね。みんな、アイデアがたくさん!!

大きな紙を手にした子は、手提げにすると言って、持ち手をつけていました。お店用にも作りたい!いろんな形にチャレンジする中で、こうすると底から品物が出なくていいかなとか、〇〇を入れたいから、こんな形の袋を作りたい!と、イメージが広がっていきました。

【お昼】

お弁当を食べ、お腹も満たされた後は、ゲームタイム。ごちそうさまをした子から、好き好きにゲームで遊びます。ラッシュアワー、スイミングプールパズルといった、1人でじっくり考えるパズル系のゲームが今回人気でした。といっても、1人で遊ぶのではなくて、一緒にやろうと声をかけながら何人かでうんうんと考え込む姿が、とても印象的でした。楽しそう!初めましてのお友達同士でも、「私このゲーム知ってるよ」ルールを説明しながら一緒に遊ぶ姿も素敵でした!

【商品紹介のおしごと】

午後は、商品紹介のポップを書きます。自分の好きなおもちゃを一つ決めて、紹介します。おもちゃの魅力、体験してみなくてはわかりません!まずは、遊んでみます!

キュボロ、グラビトラックといった組み立て系は、小学生こそ盛り上がりますね!順序よく組み立てていきます。途中、投石機のゴムが切れてしまいました。どんな仕組みで、どんな風にゴムをかければいいのか?考えます。うまく玉がコースを転がると、嬉しい!!

積み木も、ベーシックなもの、変わった形のも、透明感のあるアクリルのものなどを用意しました。触っているうちに、こう積んだら面白いかもと、想像が膨らみます。

小学生でも、お人形遊びはまだまだ楽しい!体験も想像力もより豊かになって、ごっこ遊びが膨らみます。

ルールをすんなり共有できる様になり、ゲームが友達同士で楽しくなるのも、小学生ならではでしょうか。

そろそろ何の紹介を書くか、決めていこうね〜と、スタッフが声をかけます。どんなことがわかると、お客さんに説明しやすいかな〜?それも考えてね〜!紹介するおもちゃを決めて、いざポップを書いていきます。「何、書けばいいの?」と、子どもたち。そう、何を書いたらいいでしょう。お店屋さんとして、お客様にわかりやすくおもちゃの情報、魅力を伝えて、興味を持ってもらうには?これは、〇〇ですって、紹介するには、名前がいるよねぇ。どの商品のことかわかるように、イラストもあると分かりやすいね。どんな風に遊ぶかも紹介しないと、分からないね。値段は?この部品で、こうするんだけど、なんて書いたらいいかな?わかりやすい表現とは?など、考えることはたくさん。正しい情報を、お伝えすることも大事です。商品カタログや、ゲームのルールブック、パッケージの表記を確認して、内容を書いていきます。

デザインも人それぞれ。女の子たちは、一文字一文字色を変えたり、字を太くしたり、とてもカラフルでデザイン的。「ここのスペース空いちゃった」「こんな風にしたら?」「あ!いいね」など、会話をしながら作成していました。絵も細かくて、とっても丁寧な仕上がりです。

誰かに説明するのは、やってみると想像以上に難しいこと。説明のしにくさに行きつき、別の商品に変えることにした子もいました。それも経験ですね!

そしてダイナミックな男の子たち。黒いマジックある?と、大胆にどんどん情報を書き込みます。まだ紙ある?ということで、新しく紙を渡すと、棒を作って持ち上げるタイプの看板を作っていました。これなら、いろんなところに宣伝に行けるし、目立ちます!!オレ店長ね!じゃあ、オレは副店長!というやりとりも微笑ましい!2人の名前の文字を入れたお店の名前も決まりました。

男の子たちは、早々にポップを書き終えたので、お店のレイアウトに取り掛かりました。どうやったらお客さんは、みやすいかな?おもちゃの特徴が伝わるかな?店員さんが説明しやすいように並べる工夫、準備も大事だよ。女の子たちも、ポップを書き終え、レイアウトに入ります。

ポップを、ここに貼りたい。商品が見えるように立てて並べようかな?商品が見にくいから、台の上に乗せたいな〜午前中にラッピングしたかわいい箱を使おう!どんどんアイデアが出てきます。お人形は、一緒に遊ぶと楽しいものも紹介すると、ワクワクするお店になるね〜。何と一緒に並べようかな?もうちょっとこっちかな?あっちかな?ポップ、もうちょっと書いてくる!やりたいことがどんどん出てきます!

スタッフの想像以上のお店が出来上がっていきますよ!子どもたちでお店屋さん、お客さんを順番にやろうかと思っていましたが、お迎えの家族の方も、ちらほらお見えになったので、ご家族にお客さんになってもらうことにしました!「店長ー!開店してもいいですかー?」と声をかける、「ちょっと待って!」「いーよー!」と元気な声!

お客さんに、「これはどうやって遊ぶんですか?」と声をかけていただき、一生懸命説明する姿、おすすめはこれですとご案内する姿、みんなとっても素敵でした!これからは、おもちゃ屋さん遊びに来ても、ちょっと違った視点で見られるようになったかもしれないですね!そして、小学生さんにも、もっともっと遊んでもらいたいな!!と小学生さんの力を実感したスタッフでした。