cuboroとスカリーノ

今日はcuboroスカリーノを時間をかけて比較ご検討いただきました。

どちらがおすすめですか、ということになるとどちらと決めることが悩ましい。それぞれに良さがあるからです。

スカリーノは、美しいと思います。パーツはなめらかに面取りしておりエレガントなカーブ。スロープは見た目には坂道になっておらず平ら。溝の深さに深浅の差があり、溝の深い方へ向かって緩やかにビー玉が転がります。組み立てた玉の道は、何か建造物のようにも見えます。フォレストセットの葉っぱや滝のパーツは、見た目もきれいですし、ビー玉が通るときの音や動きがこれまた感覚を心地よくしてくれます。スーッコトン、コツン、と、ビー玉が動いている間、音が良いのです。

難易度でいうと、コースはシンプルにも複雑にもできますが、より気遣うのは玉の進路より組み立てのバランスでしょうか。安定感はどっしりという様子ではありません。洗練されている分、儚さも感じるところがあります。でも、それがいい。心を落ち着け感覚の心地よさに身を委ねるような遊びも大切。

CUBOROはそれはそれで美しいのですが、アート的よりは機能美である印象を持っています。スカリーノのようにちょっと角度を変えたりという積み方ではない、きっちり積んでいくことによって、ビー玉が途切れず転がるという美しい答えが出ます。そこに至るまでのわかりやすさや正確さにスッキリする、これもまた心地よい。特にCUBOROJrはキュボロの複雑さに出会う前の導入として、そしてその後も便利な追加パーツとして良くできたセットです。CUBOROは増やしていくことができるので、将来の拡張性でも支持されています。

そんなわけで、両方のサンプルを並べて考えに考えました。お決まりになり、またお家で始まる楽しい時間を思い浮かべて、私達も嬉しい気持ちになりました。長く楽しく遊んでいただけますように。