こんなに心配したクリスマスははじめて

大雪で通勤も買いものも大変でしたけど、とにかく物流が止まったことに焦りました。クリスマスまでにプレゼントをお届けしたいのに、荷受け停止。運送会社さんの適切な判断だったと思うのです。毎日運送会社さんとやりとりがあるので、公式発表では汲み取れない肌感覚や、ドライバーさんからの情報がなかなか当てになる。

19日は、締切を繰り上げて集荷してもらえました。いつもの新潟市の感覚で、そうは言ってもそこまでは積もらないでしょうと思っていたら、どうも違う。窓の外の車は全然動いていません。自分も帰れません。そんな状況でも、どうやって帰るかよりお受けしているご注文をちゃんとお届けできるのかが心配で、道路情報を何度も更新して確認していました。雪の量と閉鎖する道路が増えていき、悪化していることがわかりました。

20日、午後も遅くなってから荷受け停止の連絡を受けました。荷受けしたら営業所がパンクするよね、と思いました。除雪が進んで道路の閉鎖が解除されていくと、営業所のお荷物が動き始める。そうすれば流れは戻っていくはず。でもそれまでどれくらい時間がかかるのか。幸い降雪は止まっていて、翌日も天候は良さそうなので、道路状況は改善に向かうだろう。でも誰にもそれがいつだかはわからず、20日の時点でどうするべきか、ぐるぐる考えました。そして、キャンセルもお受けするご連絡を未出荷のお客さまに差し上げました。そんなこと言われても、自分が逆の立場だったら困っただろうなと思うので、お客さまも、どうしたものかと思われたと思います。ご心配をおかけしてしまったと心苦しかったです。

そんな中でいくつもいただいたのが「クルテクで買いたかったので」というお言葉でした。こんなこと言っていただいて良いのだろうかと恐縮しきり、ああ、なんとかお荷物が無事に動いてくれないものかと、雪かきで疲れ果てているのに何度も目覚めて道路状況チェックして迎えた21日。この日も荷受けは停止です。空は青空。これは雪どけ進むと思いました。除雪より溶けるのが一番。ポタポタしずくになって落ちていく音がこんなに嬉しいとは。

22日から動くのではないかと期待しながら、とにかく全ての荷造りを進めました。集荷が再開したら少しでも早く出せるように、包んで積んでいきました。22日は受付が再開しました。ドライバーさんが早い時間に一度来てくださって、倉庫のスペースを開けながら出荷準備を続ける。夕方もう一度来ていただいて、22日までのご注文は全部お出しすることができました。通常通りのスケジュールでお届けできるのかは今の時点ではわからないのですが、自分だけじゃなくてドライバーさんも必死な様子に生まれたなんだか連帯感。おもちゃの輸入元さんも、新潟宛の荷物受付開始と同時に最短で発送の手続きをしてくださったりして、心配してくださっていたことにようやく気づけるほどには落ち着いてきました。同業の大先輩も協力を申し出てくださってありがたかったです。

これがこの3日間のことでした。忘れられないクリスマスシーズンの思い出の一つになりそうです。