3月の旅その1、東京から京都へ

この春は自分にとってかなり大きな節目です。ついに、25年ぶりに子どもがいない生活に戻るのです。3人いますが、3人ともが家を出て別の地で生活をします。引っ越しも重なっています。3月から4月にかけて、引っ越しの手伝いで飛び回っています。

先週は東京へ、そして京都へ行ってきました。東京では、美術館の見たかった企画展を見ることができました。映画で見た画家の展示でした。映像を思い出しながら、ひとつひとつ、飽きるまで見つめていたいような気もしました。でも、京都への移動があるため、ある程度は時間を気にしながらになります。

家族、とくに子どもが絡む生活って、時間に追われることが常態化します。とても小さい頃は、時間通りに食べさせたり寝かせたり、ちょっと大きくなって、時間通りに登園させてお迎えして、ちょっとずつ形を変えても、ずっと。自分以外の人の都合に自分の時間を合わせる生活。それが25年。もう、自分で自分の時間をどうにでもできる生活の仕方を忘れてしまいました。

多分、これから先の生活はもうこのスタイルになるでしょう。寂しくなりますねと言われると、まだその寂しさに気づいていないのかもしれませんが、それほどでもないような気がしています。一緒に暮らした日々は楽しかった。出かけたり、ボードゲームしたり、大人になってからは議論したり、たくさんごはんを作って食べさせたり。とても楽しかったです。受験期に入ってからは、ハラハラしながら支え続けました。かなり自分も削られた。もう、目一杯楽しみ、頑張ったと思います。また、どれだけ頑張ってもできないことはできなかった。自分の限界や足りなさも身にしみました。

もうすこし、バタバタと移動が続きます。旅が好き、違う場所に行くのが好きなので、いろいろお出かけできて嬉しいです。全部終わったら、もっといろいろ感じる時間がやってくるかもしれません。