ルールが楽しいすごろく
コマはこぶたさん、ボードは道カードをつなげたもの。ゲームを楽しくするルールがたくさん盛り込まれており、さすがアレックス・ランドルフさん、最後までワクワク、何度も遊びたくなります。
遊び方
7人まで一緒に遊べます。自分の好きな色のこぶたコマを決めましょう。
ボードは8枚の道カードをつなげて自由な形に作ります。道カードは裏表デザインが違い、毎回違うコースで遊べます。ゲームを始める前から楽しい作業です。このコースを駆け抜けて、最初にゴールに着いたこぶたさんが勝ちです。
順番を決め、時計回りにサイコロを振ります。サイコロのルールがおもしろい。
出たら悲しい「1」ですが、黒だと違います。
黒の1が出るともう一回サイコロを振ることができます。嬉しい1に早変わり。
黒の「3」が出たときに、自分のこぶたが最後尾だったらもう一度サイコロを振ることができます。逆転のチャンスか?
こうして、サイコロ目に従って自分のこぶたを進めていきます。このサイコロルールは早々に負けが確定するということが起こりにくく、最後まで接戦になりがちで楽しい。
同じマスに到着したこぶたは、先にいたこぶたの背中におんぶしてもらえます。おんぶしてもらって移動するラクちんなこぶたさんもいます。サイコロの目は4までなのでゆったりと進みます。みんなで一緒にゴールすることもあります。
1回だけ道を延長できるルールもあります。サイコロを振る代わりに自分の色のチップを置いて一番うしろの道カードをゴールより先につなげます。負けそうになったらここで粘る。
7人まで一緒に遊べるので、いろんな世代で共に楽しんでみてはいかがでしょう。
ここが素敵
ドイツゲームのこだわりは、ゲームシステムのおもしろさだけでなく、箱を手にしたときから、開けたときから、の遊び心にあります。デザインも含めてゲームの世界観をつくっています。
内箱のイラストがかわいい。このこぶたさんたちは、ゴールを目指して一目散と言うより、ところどころ遊んじゃっているのではないでしょうか。
こぶたを積木にして遊べるパターン表もついています。ゲームの本質には関わらないのですが、楽しい気持ちがぐっと上がります。