デンマークから戻りました

今回のデンマーク学びの旅は、東京都日野市のひの社会教育センターさんが主催されたものです。ひの社教さんは、20年以上前からデンマークスタディツアーを開催しており、今回は久しぶりに再開されたものでした。リニューアル第1回目のツアーです。

参加することができて、本当に良かったです。これまで生きていた中で、ベストの旅に塗り替えられました。こんな人生観の変わる、濃密な旅ができたなんて。参加することができたこと、デンマーク、出会った人たち、一緒に過ごした人たちに感謝してもしきれません。

一番良かったことは、私たちはもっともっと幸せを感じて生きて良いのだということを知ったことです。デンマークは世界一幸福な国と言われています。本当にそうなんじゃないかな、と思いました。

軸が違うのだと思います。いつのまにか、「消費」できることが幸福だと思わされる社会に生きてきたように思います。デンマークの幸せの軸は、消費ではなくて「安心」でした。消費社会には、競争があり、防御があり、忍耐や強制がつきまといます。そういったものから解放されたような暮らしは、こんなに自分の思いや自由に従っても良いものなのかと疑ってしまいそうでした。そのように生きられたら、と思いました。

そして、その生き方は、運良く与えられたものでなく、自分たちで勝ち取ってきたものだということが励みになりました。この旅のキーワードのひとつ「民主主義」です。私たちが暮らしたい社会は、私たちで作ることができる。そう思って帰ってきました。

急に何ができると活動する人にはなれないと思います。まずは意識の中にこういう思いが入ってきたところです。今まで通り、おもちゃや遊びを通して、自分の思いに従い、自由に遊ぶ姿は、大事な第一歩だと改めて思いました。クルテクなりの思いで支え続けていきたいと思います。

まずは、旅のあとに全体像として残った思いはこんな感じです。

ひとつひとつ、見せていただいたもの、聞いたお話、体験したこと、これらは改めてまとめていきたいと思います。

食べ物が口に合い、どこもかしこもデザインが好みで、自然の豊かさも非常に自分にあう、感覚にも気持ちのよい旅でした。