おもちゃを使って

保育におもちゃを取り入れることについて。

おもちゃを使うことは、手抜きと思われているかもしれません。また、「おもちゃに頼るようでは保育の力量が足りない」とも思われているかもしれません。あるいは、おもちゃは人工物であって子どもは自然物から学ぶべきであるというご意見もあるでしょう。保育におもちゃは必要ないと思われるときに、こういったことが理由なのかなと感じることがあります。

私も、おもちゃさえあれば、とか、おもちゃだけで保育を、とは考えていません。いや、そんなの反対です。そもそも、それは無理というものです。おもちゃ屋ですからおもちゃから保育のことをお話することが多いですが、保育全体から見たらおもちゃは一部です。

一部だから、一部でしかないからこそ、取り入れていただきたいなと思います。バランスの良い活動を考えたら、子どもがおもちゃを使って遊ぶことはごく自然なことではないかと思っています。意図的に排除するとしたら、誤解ではないかなと。
手抜きや力量の点での誤解だとしたら、おもちゃを取り入れる保育は、実はかなり技術が要求されると言えます。保育力が足りなければ、おもちゃを使いこなせるものではありません。おもちゃを徹底検証し、理解し、分析し、どの段階のどの子どもに、また集団に仕掛け、発展させ、収束させるか、かなりの経験と力量を問われます。使いこなせないから片付けてしまった、というお話しも、度々お聞きします。
人工物という視点に対しては、確かにそうとしか言えないものもありますが、おもちゃを『道具』として捉えてみたらいかがでしょう、とご提案します。道具は人が作り出した、目的達成のための必要物です。木を扱うにも水を扱うにも、何かしら道具は必要です。そういったものと並ぶといえるおもちゃが、存在します。しかし残念ながらそもそもそういうおもちゃを目にする機会が少ないですし、ましてやそれで子どもが遊びこんでいる場面など、新潟では非常に限られているでしょう。でも見ればわかる、というのも事実です。

おもコーでは、その観点からおもちゃに触れていただきます。これまで受講された方の感想で時々いただくのは、「こんなおもちゃがあることはわかった。それはおもしろく美しく、機能的であることもわかった。だから、ますますおもちゃがわからなくなってしまった。」というもの。おもちゃの本質を引き出し、その役割を発揮させることの難しさを知ったところで、2日間の講座が修了となります。再受講や復習の機会のご要望が多いのも納得です。

おもちゃを知りたい方にも、おもちゃは不要というお考えにも、おすすめしたいと思います。
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