新年度は新しく考える機会

トランスパレント

学校は今日から始まるというところが多いようです。
春休み、お疲れさまでした。

保育園は特に春休みもなく、すでに新年度の体制で忙しくされていることと思います。子ども・子育て支援新制度もスタートということですが、現場でも内容がわかるような、わからないような、というお声を度々お聴きします。
いずれにしても、保育のあり方は、今後いっそうしっかりと検討されていく課題だと思います。また、新設さんも含め、それぞれの施設が核となる特徴をアピールしていかなくてはいけなくなると思います。

これからのキーワードのひとつは『おもちゃ』になっていくのではないかな、と私は思っています。子どもの活動の中心は遊びであることは明確です。安心できる場所で安定した心であれば、子どもは放っておいても遊び出しますよね。
(安心できる場所で安定した心というのがまずは最重要課題なのですが、それはまた別の機会に。)
我が子が受験期にあるから気づいたのですが、入試問題の傾向がここ数年でどんどん変わってきています。知識があり、パターンのある問題をたくさん解けることばかりが有利にはならなくなっています。それよりも、基礎知識をもとに、機転が利いて応用できること、様々な要素を組み合わせて総合的な解決ができることが求められてきています。それは、早くに文字を知ったり計算ができることはあまり助けになりません。それより、遊びを通した擬似社会の様々なテーマの中で問題解決していく日常のほうが力がつきます。おままごとでコロッケに見立てたお手玉を4人家族に分けていくことは、数の問題、言語の問題、社会性の問題その他、設定によっていろいろ複合的です。早期教育やお稽古事の将来が輝かしく開けていったという報告はあまりされていません。遊びを中心に様々な活動を経験したということが豊かな育ちの元だったと振り返る声のほうが、よく聞かれます。遊び=教育は浸透してきていると思います。もちろん、入試はおまけで、生きる力が問われた時に大きく関わってくることです。
園に求められることは、これから変わっていくのではないかと思います。(期待しています。)
しっかりと遊びの計画がされて、子どもが豊かな経験を積むことがアピールポイントになってくるのではないでしょうか。そこには質の良いおもちゃはあったほうが良いはずです。遊びと同時に、おもちゃにも注目が集まると思います。

先がけて、保育の中で生きるおもちゃを学んでみませんか。
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