こどもたち、察する

長いお付き合いのお客さま。今日も、あらこんにちは〜とお迎えしたのですが、ママ、なんだか雰囲気が違うなと感じていました。考えがまとまらないようです。ちょっと辛そう。お子さんたちも、ママのそんなご様子が心配なのかな、いつもの元気がちょっと足りません。

お探しのおもちゃをお伺いして、実際にご覧いただきましたが、誰もピンと来ていない様子。どうも今日はこれではないっぽい。何かお求めなのだけど、何を求めているのかよくわからないときってありますよね。そんな感じ。ママも、なにかしんどいのだけど、何がしんどいかよくわからない感じ。全体が、ぼやっとした、そんな時間。

やがて、子どもさんたちから先にちょっと輪郭が見えてきました。自分たちが何であそびたいのか、店内のおもちゃをいろいろ見ているうちにクリアになってきたみたいです。そして出会いました。今日一番欲しかったもの。手にしてギュッと握って「もう帰ろう、これで遊びたい」って、頭の中はイメージがすでに広がっているようでした。

そんな様子に大人たちも笑い、笑っているうちにもやもやが晴れてきました。そうそう、そうだった、それがいい!みんなで一致して、真剣に抱えている子どもさんにまた笑って。

子どもは大好きな人の様子に敏感。でも子どもらしく、自分が中心になる瞬間がある。その瞬間が大人にとっては癒しなることもある。そんなひとときでした。

そのひとときを、おもちゃ屋という空間は引き出せるのかもしれない。良かったな。来てくださってありがとうございました。