ルツェルンの日_Day2

ルツェルンは、風景と、歴史ある建物や町並み、そして少し足をのばすと山も楽しめる小さな街です。ルツェルン湖が大きく広がり、屋根がついてお花が飾られたカペル橋が観光の見どころです。

今日は朝から快晴です。まずは電車に乗ってZofingenという街へ。ここにはNaef社があります。

ネフ社にはショップとミニミュージアムが併設されているとのこと。そちらを訪れてみたかったのです。

駅から歩いていけそうだったのでgooglemapを頼りに向かいましたが、周りにお店も何もない車道をぽつんと歩く。おなじみのNaef社のロゴを見つけた時はほっとしました。

ドアを開けるとソナルスが鳴りました。ソナルスのデザイナーは、ネフ社のチーフデザイナーHeiko Hilligさんです。ドアに連動してるのとてもおもしろい!店でもやりたい。

奥の事務所からアレクサンドラさんが出てきてくれました。他の社員さんは夏休み中とのことで、お一人でした。手前がショップ(現行品)、奥がミニミュージアムです。一通り説明をしていただき、さっそくじっくり見学しました。

これまで、相沢康夫さんのネフコレクションを見せていただいたり、目黒美術館のネフ展示を鑑賞してきましたが、それでもまだまだ見たことがなかったネフ製品がびっしり。

美しくおもしろく精密なネフのおもちゃが、ひとつひとつスポットライトに照らされ、製造年やデザイナーのキャプションが添えられ、どれだけおもちゃと、それで遊ぶことを大切にされてきたのかネフ社の矜持が伝わってきます。

創始者のクルト・ネフさんは今年生誕100周年。記念のイベントや新製品の発表もありました。私もネフからおもちゃの世界に入った1人ですし、そんなおもちゃ屋さんは多いと思います。人生を変えた原点に立ったことを噛み締めていました。

帰り際、アレクサンドラさんと握手を交わし、これからもしっかりネフ製品の素晴らしさを日本でお伝えしていきますとお約束しました。

また電車に乗ってルツェルンに戻ります。そして、ルツェルンにあるおもちゃ屋さんを訪れました。

スイスに何店舗も展開しているチェーン店のようです。店内は広く、品揃えが幅広く豊富です。どれも良いおもちゃでした。ごっこ遊び、パズル、ボードゲーム、外遊び、工作、などなど、子どもの日常に沿った遊びが用意されていました。

もう閉じてしまったアルビスブラン玩具部門のデッドストックがあり、積木セットなので少々かさばり、重量もありますが、旅のスタートでありながら、後先考えず購入しました。その後いくつか訪れたおもちゃ店でも、もう見かけることはなく、やはり見たときにはすぐ購入ですね。

良いお買い物ができて満足し、旧市街の方へ足を伸ばしておもしろいお店がないか、歩きました。

橋の欄干が素敵なデザインでした。影まで楽しめました。

古い町並みのままの狭くて入り組んだ路地に、たくさんのお店があります。

うどん屋さん、何件か見ました。お寿司屋さんより多かったかも。でもだいたいは日本だけでなくアジア料理いろいろミックスのメニューでした。うどんを選ぶと、スープは何にするか選べます。ラーメンスープか?醤油つゆか?みたいな。ラーメンスープ味のうどんが食べられます。蕎麦、中華麺でも組み合わせ自由。そこにチヂミがサブメニューみたいな。

何箇所か水場があります。この水は汲んで飲めたので、度々給水しました。鳥も犬も水分補給していました。水道水や噴水を飲みましたがお腹は快調だったのできれいなのでしょう。

川や湖の水もとてもきれいです。透明度が高く、お魚も見えます。

午後9時ごろでもまだ明るく、夕暮れの風景もまた雰囲気の良いものでした。

人々は、大切な人、親しい人と良い時間をゆっくり過ごすことを一番に楽しんでいる様子でした。テラス席に座って飲み物を手に、また歩きながら、水辺に足をつけながら、よくおしゃべりをしています。ヨーロッパの人たちの幸せな時間であるという価値観を、訪れるたびに感じます。大声で、身振り手振りで盛り上がっているのではなく、湖面のようにざわざわと、落ち着いたトーンの会話のさざ波があちこちで生まれていて、その音も心地よい。会話が上手です。何言ってるかわかんないけど。

いろんな犬が一緒にいましたが、犬の学校でしっかりしつけをしてもらって飼うそうですね。子どもの頃、犬に飛びかかられたことが何度かあり、散歩している犬を見るとつい怖くなります。でも、ヨーロッパの犬たちは滅多に吠えず、暴走せず、おりこうさんでびっくり、そして安心します。個人主義と言われますが、公共の場での振る舞いについて、子どもやペットのしつけは厳しいというか、しっかりしていると思います。自分の自由のために他者へ対して責任を持つという意識を感じます。これは、迷惑をかけてはいけないという気遣いとは違うような気がします。多分、基準が曖昧で、何が迷惑か、そうでないか、察しなくてはいけないのが気遣い。比較して、他の人の自由や安心を侵さない、自分も侵されないためにそれぞれが必要なことをするということかなと思います。他者の目を気にしないし、他人のことを気にかけない。共通のルールを守っていればその必要がないという感じ。ルール外のことを迷惑とはしないという共通理解。例えば赤ちゃんが泣いてしまうとか、大きい荷物を持って移動するなどは、権利として堂々としている。察してほしいを期待しない文化とも言えそうです。

他者の目を意識して自由に振る舞えないことや、察することが得意ではないので、この点では街なかの雰囲気は過ごしやすいなといつも感じます。目に、耳に静かであることも、自分には好みです。

食事は主にスーパーのお惣菜をテイクアウト。それでも高いけれど、おいしくいただいています。座れるとこがたくさんあって、すぐ近くにゴミ箱もあり、多くの人がそうしているので、テイクアウト外ごはんがやりやすいです。