グリンデルワルト山歩き_Day4

スイスの山岳地帯はハイキングのコースがたくさんあります。有名なのはガイドブックにも乗っていますが、分岐もありますし、ほんとに組み合わせは自由。組み合わせというのは、乗り物で高いところまで運んでもらい、ゆっくり下りのハイキングを楽しむスタイルが主流であること。そして下る途中にバス停や列車の駅があり、そこからまた乗り物で下ることができる仕組みであること。乗り物と自分の足の出番を組み立てるのが組み合わせです。

行き先はたくさんあるよ。どこ行く?

乗り物で2000mとか3000mとか、景色最高のところまで行き、おいしいところだけつまみ食いするように歩けるのがスイスのハイキングでした。

もともと山歩きが好きなので、たくさん歩くコースにしました。下りの乗り物費用も抑えられますし。下りメインなら体もラクですし。もちろん登りから歩きの人もいますし、電車で自転車を運び、自転車で下ってくる人もいて、様々です。

わからない土地で、読めない地名。読めてもどこだかわからない。標識のたびにアプリを開き、地図を開き、あっちでもないこっちでもない。少し歩いてなんか違うみたい?と引き返したこともありました。電車でも、歩いても、表示はとてもシンプルです。手厚くわかってもらおうという気はないのか。ないのでしょう。

私は、ですが、私はこの状況を比較的楽しめるタイプだと思います。考えること、試すことはけっこう好きです。与えられる情報が少ないと、自分の頭でそれを補わなくてはいけない。間違えて修正もしなくてはいけない。でも、生きてるな〜活動してるな〜という良い気分になれるのです。そして、そこで時間がかかってしまうことが特に何かを圧迫するような時間の流れ方をしていないので、焦らなくていい。間違えてはいけないというプレッシャーがない。

日本は案内がめちゃくちゃ手厚いと思います。文字で、言葉で、イラストで、細かいことまでびっしりと記されていますね。読めば安心です。前もって、いろいろわかります。でも、デザインが、音がうるさくなってしまうことがその代償です。わからないことを心配しなくても済む安心感か、静かで良いデザインの心地よさに安心するか、好みで良いと思います。どちらも良いところがありますよね。

スイスのハイキングを生き方になぞらえてみたら。

登り方、下り方、方向、分岐、手段、本当にいろいろある。自分の好きなやり方でいい。毎回同じでなくて良い。誰も何も言わない。道標のところに来たら、どちらに行こうか考える。確認する。戻ることもある。でも時間にはゆとりがある。静かで、素晴らしい景色が広がっている。

けっこう、素敵な生き方だと思うのですよ。