山歩き最終日_Day7

スイスの旅の中で、山岳地帯の滞在は今日が最後です。最後の山歩きの日です。この日だけは一時お天気が崩れる予報でした。お天気が変わりやすい山の中で、これは運が良かったです。ちょっと奮発になりますが、今日は乗り物を使って午前と午後、2つの展望台を巡ることにしました。

午前はゴルナーグラート展望台。3000mくらいのところ。

午後はグレッシャーパラダイス。こちらはなんと3888m、富士山より高いところまで乗り物で上がります。

4日かけて2000mから3000m級の高所に慣れてきていたと思っていましたが、これまでの到達点、国内でも一番高いところで3000mちょっとでした。富士山は未経験。3888mに急に上がったのは、少し準備不足で、一時体調を崩し、そのときにお天気も崩れ、この旅一番のピンチでした。1時間ほどでお天気と体調が元に戻ってきましたが、オオゴトにならなくてよかったです。

雪の世界。

氷の世界。

下界はお花。

迫力の景色。

Naef社創始者のクルト・ネフさん、CUBORO社社長セバスチャン・エッターさん、他にも、ヨーロッパのメーカーさんはほぼみなさん、自然の中で遊んで育ったと述べています。

デンマークの森の幼稚園を見学させていただいたときは、なるべく外に関心が向くよう、室内はあまり楽しくないようにしている、と代表の方が仰っていました。(それでも室内の遊び環境はとても良いと思いましたけど!)ヨーロッパといっても方面によって違います。北欧はおもちゃより自然体験を大切にしている印象でした。ヘルシンキではこれといったおもちゃ店を見つけられなかった。

ドイツと、そして今回訪れたスイスは、おもちゃ遊びを大切にしていると思いました。おもちゃ店も多いです。そして、一番の生産国でもあります。しかし、それは、自然の中で遊ぶことを軽く見ているわけではないこともよくわかります。ドイツも森の幼稚園は充実していますし、スイスは自然が資源のようなものです。

私も、良いおもちゃで遊ぶことと自然の中で遊ぶことは、どちらかに傾くのではなく、どちらも大切にする欲張り型を支持します。石ころひとつ、棒切れ1本で遊べるから、積木を積むことができるのだと考えています。遊ぶ力は、対象が自然物でもおもちゃでも同じ。どちらかで遊べる子はもう一方でもよく遊べていることが多い。

自然の中には数学も社会もアートも、全部入っている。それを形として抽出したのが良いおもちゃなのかもしれません。木のおもちゃの中に自然を感じるということは、単に五感に訴えることだけでなく、地元の木材と言った社会的な都合だけでなく、学びを抜き出すこと。それができているからドイツやスイスのおもちゃはすごいと思う。長年のおもちゃ店経験の中で、なんとなく木の温もりという言葉をあまり使ってこなかったのですが、ようやくこの旅でなぜ使ってこなかったのか、スッキリしました。