盛り上がりに欠ける

私がいいなと思って観る映画とかドラマは、評価が低いことが時々あります。どんな理由で低いのかと思ってみてみると、だいたい「盛り上がるシーンがない」「淡々としてつまらない」「単調」といったものです。それは事実で、私はドキドキハラハラとかワクワクとかヒヤッとするのは苦手で、大きな事件も起きずに静かに進むお話しが好きです。

普段あまり映像を見ないのですが、飛行機の長距離便では時間つぶしにいくつか流します。先日のSWISSの航空機で観たSWISSオリジナルはそんな私にぴったりでした。ほんとに単調。波がない。でも心穏やかに観ていられました。スイスでも少し現地のテレビ番組を観ましたが、これも笑っちゃうくらい退屈でした。スイスそのものが退屈な国といわれているようです。

エンターテイメントはある程度の刺激があったほうがおもしろいと思う人は多くて、だからそのニーズに合わせて作られていると思います。私が少数派なのでしょう。でも、こういう好みだからヨーロッパの木のおもちゃが好きになったのだと思います。

なお、刺激に弱く、刺激の少ないものを好むからと言ってそういう世界で生きられるかというとそれは話が別です。好まないのに事件は次々起きて、いつも心臓がキュッとなっています。映像までそんなのを浴びていたら、いくつ心臓があっても足りない。憧れは、退屈な場所でぼんやり淡々と日々を送ることです。