『きらり』さんにて(出雲崎町)

新年度に向けてたくさんのご依頼をいただきありがとうございます。とても楽しく準備させていただき、そしてお届けさせていただいております。
今日は大学からのご依頼をお届けしたあと、少し遠出をしました。

海沿いのドライブが最高の日。行き先は出雲崎町です。

スイスイと車が進み少し早く到着したので、いつもお世話になっている出雲崎保育園さんに少し寄らせていただきました。卒園児さんを送り出したばかりで、ちょっと寂しいような、一段落ついたような、そんな雰囲気の園内でした。出雲崎保育園さんの子どもの遊びに寄り添う姿勢と環境づくり、保育者の関わりは日々研鑽されており、短い時間でしたがいつものように学ばせていただきました。

そこから車で少し山の方へ。
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できたての建物。

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出雲崎町に新しくできた多世代交流館「きらり」さんです。子育て支援センターを兼ね添えています。職員の方のお話によると、新潟で子育て支援センターがないのはあとはこの出雲崎町だけだったとのこと。ついに!という場ができたのでした。

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出雲崎町は県庁所在地である新潟市からは少し距離があり、町の規模も小さいです。でもね、この建物「きらり」はすごいですよ。わざわざ訪れていただきたいです。

子どものための最高の環境づくりに真剣に取り組んでおられます。専門職は、保育士はもちろん保健師、看護師等、多方面からの関わりがあり、対象は子ども、そして親御さん、祖父母の世代、地域の方々、いろんな方をそれぞれが活かされるようにつなげていく構想を聞かせていただきました。環境を整えるにあたり、ただ楽しそうとか見た目がそれらしいという観点にはとどまっていません。深い考察がされていました。

私もお話を聞き入ってしまったのは療育の分野です。
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立派な広いホールは走り回るため?
もちろん、そんなプログラムの日もあるでしょう。でもこんなお部屋だからこそ、ゆっくり揺られたり回ったりする環境を作ることができます。これを必要としている子は少なくないでしょう。大学の専門の先生による監修です。パーツの付替えができ、体の使い方や心の癒やし方がわかります。

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クルテクからもホールでの遊びをご提案させていただきました。

そしてほふく室の遊び。
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実は建築中の建物の内観は今週に入るまでスタッフの方もわからなかったそうです。そんな手探りの中、まずは最低限の環境づくりから。
嬉しかったですね〜まずおもちゃをいろいろお選びいただくより、まずお部屋をどう使うかというところから入っていただけたこと。中身のほうが後から揃えやすいんです。先に中身だけあっても散らばっていてはモノが十分に生かされないことがあります。整った環境のもと、心が落ち着いてこそ遊びが満たされます。子どもが遊び込む場所として試行錯誤されていく今後にワクワクします。

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おままごとの具材なんかはこれから集うママたちの手芸の時間にしてもいいですよね、って、それ楽しいですよねきっと!お人形のお布団やお着替えなんかもこれから楽しく作っていかれるようです。

絵本の環境についても多くの検討がされていました。いろんな遊びから自分が遊びたいことを選べそうです。

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屋外には固定遊具とお砂場もあります。その奥にはこれから築山、というかもうミニ里山と言っていいようなお山が整備されていくようです。素晴らしい☆

出雲崎「子は宝」多世代交流館『きらり』さんは4月1日にオープンします。こちらと、出雲崎保育園さんの見学だけでも出雲崎を訪れる目的としては十分になると思います!これから、訪れるたびにどんどん磨きのかかったスペースとなっていくでしょう。どうぞご期待ください。