置いてあると思わず手を伸ばしたくなるようです。ああ、こんな感じのおもちゃ、良くあるよね、と軽い気持ちで触ってみる。そうすると、たいていはまずいちばん点数の低いところにどかっと玉は落ちます。
あれ?そんな難しいもんじゃないでしょ。手先のコントロールには慣れている、はずなのに、なかなか点数が伸びません。そして気がついたら何十回と真剣に繰り返してしまっている、そんなゲームです。
バーを開くと玉の道ができて玉が転がり始めます。そして落ちます。しかし、転がり始めたところでバーを閉じていくとそのまま落ちずに転がり続けます。最高は200点。そこまで玉を運びたいところです。たまにうまくいくのですが、なかなか再現するのは難しく、うまく行ったときのスーッと玉が進んだ感触を求めて何度でも挑戦します。何度もやるうちに感じがつかめてきて、だんだんと上達します。その頃、50点や100点に到達しはじめ、200点を求めてやめられなくなるのでした。
仕上げは最高に美しいです。シンプルそのものですが、おもしろいところだけ残してほかを削ぎ落としたデザインがまた良いです。大人の空間にもぴったりですよ。