県外からもお客さまをお迎え、夏の店内

お盆の頃のクルテクは県外から新潟にいらしている方のご来店が多く、新潟にいらっしゃる度にお立ち寄りくださる方や、新潟に来たら行ってみたかったとご来店くださる方で楽しく賑わっています。ありがとうございます。

普段ご来店くださる方にお伝え忘れたことがあったとき、急ぎでなければ「次にお会いしたときにお話しよう♪」と思うのですが、ご旅行などで立ち寄っていただいた方とは次はお会いできるかわかりません。なので、その方に向けて、ここで伝わればいいなと思って書いてみました。内容的には誤解を招く可能性がたっぷりなのでちょっと心配ですが、良い方向で解釈されると良いなと願いつつ。

通い始めた園で、お子さんの発達について、先生からの指摘があり気になっているというお話でした。お買いものが済んだあと、ママとだけ少しお話しました。店内はママとスタッフだけ。ご指摘くださったのはベテランの先生だったとのこと。若手の先生の方はそのような指摘は今はできないという見解だったとのことです。
どの世界でも、経験が豊富なことは財産です。一方で、研究は常に進化し、世間の関心は変化します。私が学生の頃は発達障害や虐待は資料が少ないものでした。私は卒業研究に児童虐待を選びましたが、研究材料が少ない、担当できる先生が学内にいない、ということで、外部の先生にお世話になりました。その時は、これが話題になるのは10年後でしょう、と言われました。本当にその通りになりました。今は更に進んでおり、現場経験が浅い先生でもベテランの先生より知識があることはよくあります。

これは、自分の非常に身近にある元保育者のことで、もうずっと前に退職していますが、風変わりな私の子について「発達障害がある」と早いうちから指摘があり、複雑な思いになりました。
しかし、当時、今よりその言葉の重みが軽い印象がありました。割と気軽に言っていたかもしれません。その分、包括力がありました。だから専門の機関で診てもらえとか特別な配慮が必要とまでは言わず、「おもしろい子だね」と楽しんでいたようにも見えました。

今のほうが、研究が進み知識が浸透し、以前よりは理論的に判断し、助言しているように感じます。この10年、20年で注目が高まったことに関しては、現場に入ってからも学び続けることが求められるのだろうと思います。経験による感覚と学びによる知識、どちらが正しいとは言えませんが、世代の感覚による発言の重さ軽さには差があることがあります。なので、希望を奪われた気持ちになる指摘や救いとなる助言にあまり心を揺らしすぎないというのも1つかと思いました。

今は、いずれにせよ、発達に対してどういう診断がされるかということより、一人ひとりがどうその中でどうラクに、幸せに過ごせるかということが大切にされていると思います。現場では、見解は違えどどの先生もプロとしてベストを尽くそうとされていますから、お家ではお母さんがその子が「今、この子幸せかな?」ということをいつも見ていてあげたらいいのかな、と思いました。あとになって思い返しながらまとめてみました。

8月のクルテクの営業日は普段どおりです。火曜水曜が定休です。木曜からまた営業です。まだお休みで新潟にいるよ〜という方、どうぞ遊びにおいでくださいね☆

追伸:現場に入って経験を積んだからこそ生かされる新しい知識もあります。『保育study 2018』ベテラン先生もこれからの先生も、ぜひご参加いただきたいです!まだまだお申し込みお待ちしています。