保育study2019 テーマへの思い

今年は『おもちゃ』がテーマです。

子どもさんと過ごす環境におもちゃは置いてあるでしょうか。
それは、どのようにして選ばれたものでしょうか。
きっと、そのおもちゃで遊ぶ子どもの様子を思い浮かべて最適なものをご用意したことでしょう。

さて、そのおもちゃが作られた背景のこと、気になったことありませんか?
どのようにしてつくられたか、思いを巡らせてみるといろいろおもしろい気付きがあります。
つくり手の思いを受け止めておもちゃを選び始めると、成長発達の道筋、遊びによって何が育つか、そのおもちゃでどんな遊びができるか、どのように環境を整えるとそのおもちゃと遊びが活かされるか、いろんなことを考えるようになります。子どもをこれまでよりよく観察するようになり、発見が増え、喜びが大きくなります。

子どもの遊びや育ち、人間関係にも変化が見られるかもしれません。
できることが増えるかもしれません。好きなこと、得意なこと、その子の良いところが浮き上がってきます。
集団の場で多くの子どもさんを担当しているときも、おもちゃは先生の頼れるパートナーになってくれます。ぜひ、良き相棒にしちゃいましょう。

おもちゃには、そんな力があります。
その力のことを感覚的に、また理論的に、両面でよく知り、自分自身のおもちゃ遊びの感性をより磨き、更に提供できるようになったら、楽しいと思います。

たくさんの力あるおもちゃをご覧いただき、遊んでいただき、その力を子どものために生かしていただけたら嬉しいです。それがテーマとなった経緯です。クルテクにないおもちゃも登場しますよ〜