【保育study報告_2】 イタリア芸術教育ワークショップ

8日午前は、子どもと育ち総合研究所主任研究員・宍戸信子先生によるイタリア芸術教育ワークショップでした。

今日は『絵本をつくろう①』ですって。

木をフロッタージュ。
蜜ろうクレヨンは透明感があるので色の重なりが美しいです。
はっぱがにょき、ですね。

何かいろいろ増えてきました。
それに連れて、お話も増えてきたようです。木の上に小鳥が止まっています。

こちらでは、あら!ねことねずみが向かい合わせ。

さて、材料が増えます。

切ります。

どんどんパーツが増えていきます。

置いてみましょう。

重なる色。

貼ります。
何枚ものシートに置かれた模様は、重ねるたびに新しい世界が広がります。

まる、まる、まる!

見通して貼るのも、偶然何かができるのも、どちらも楽しいです。

アートをもっともっと広く捉えられるようになるといいなと思います。
アート=図工の授業というところからなかなか抜け出せないんですよね。
図工は苦手、あまり好きじゃない。
義務教育の間に評価され、比較され続けて、そのように感じたまま大人になり、自らは触れなくなる人も少なくないかもしれないです。

イタリア芸術教育ワークショップの間は、今何をやっているかということに加えて、今自分はどう感じているかということに心を向けてみるとおもしろそうです。思い通りにならないとか、このあとどうしようか思いつかないとき、こうやったら自分は楽しいと感じることに手を動かしてみる。このWSで使われるイタリアントイはそのような経験ができる道具だと思います。できあがったものから楽しんだ跡が見えると、それがアートなんじゃないかな、といつもこのワークのときは思います。

この日できた絵本からも、1ページ毎に感じた楽しい!が伝わってきました。