普段の生活に見た、親子の対話

普通のショッピングセンターにあるおもちゃ屋さんに来ました。週末と言うこともあって、いろんな親子さんがおもちゃを選んでいます。最新のキャラクターものも置いてありますし、クルテクも丸ごと入っているような感じ。専門店ではなくても、ハブラシを買ったついでに積み木やボードゲームを買って帰る日常なんですね。

一緒にパッケージを手に取って、親子で相談する姿があちこち。3歳くらいの子でもお父さんお母さんと対話しています。欲しいおもちゃが親子で違ったら、お互いが納得するまで静かに話しあっています。やがて、うん、これにしようか、と決まって、レジに運びます。思わず凝視してしまい、おもちゃより親子を見ていました。

ドイツの子どもがぐずって手に負えない様子があまり見られないのですよね。おうちだと違うのかしら。赤ちゃんはおしゃぶり使用率が高く、たくさん売っています。私は抵抗があっておしゃぶりは使って来なかったのですが、ぐずると母乳をあげたりもしていたので同じことだったかもしれませんね。なんでも口に入れる時期にもおしゃぶりが口をフタしているのでその行為自体が少ない様子。

そして、積み重ねなのか、グズグス言わないまま幼児期に入るようです。日本の子育てからはやや愛情不足に見える気がします。子どもを一人の人間として対等に扱うことが、ドイツの子育ての愛情表現なのかもしれません。どちらがどうではなく、労働スタイルなども含めて、ドイツの子育ての方が大人はストレスが少ないのではないかと感じました。在住の日本の方も、ないわけではないけれど、虐待やいじめが目立たないように思います、とのこと。

皆が幸せに暮らすために、何をカットして、何を残すか。合理的と言われるドイツ人。無駄に疲れる生き方をしてこなかったか、りんごをかじりながら考えてみる。この、ちょいちょい丸ごと小ぶりのりんごをかじるの、アメリカで学生をやっていた頃を懐かしんでの再現です。夜はイスタンブール料理のレストラン。おいし〜トルコにも行きたい。忙しい、忙しい。