リンゴプレイ、言葉を育てるゲーム

ドイツやイタリア、アメリカといった、ウイルス感染の状況が悪くなっている地域に住む友人・知人が心配で、様子を尋ねます。どうしてる?と聞くと、家で、小学生の子どもさんとの時間には家庭教師をやっていて、その時間は順調に良い時間であることを教えてくれました。

それを聞いて、前から気になっていたLINGOPLAY社のカードゲームのご紹介にやっと、とりかかりました。
リンゴプレイ社は、言葉を使い、言葉を育てることを理念としたゲームを作っています。それは、文字の読み書きだけを意味するのではなく、言葉を使って表現ができること、説明ができることを大切にしています。

日本では以心伝心、察するということが伝達方法としても許容されていますが、ヨーロッパやアメリカでは、それはほぼ通用せず、言葉ではっきり伝えることを求められていることを痛感しました。察してもらえる場面ばかりではなく、やはり言葉で伝え、理解し合うことも今や日本人にも必要とされる時代だと思います。

また、幼児期から育んできた意欲や好奇心は、学童期に学習という形で習得していきますが、その際に、読む力(読解力)は、文系理系問わず非常に重要であることを感じます。読解力の基礎は語彙です。幼児期はたくさんの言葉に触れ、それらを適切に組立てて表現していく時期です。文字の読み書きを止めるものではないですが、言葉そのものに触れること。そういったことを、LINGOPLAY社の、言葉を育てるゲームでゆっくり楽しんでいただきたいと思います。ドリルやタブレット学習も良くできているのですけど、カードをきっかけとした「会話」を通しての言葉の育ちはやはり生きた言葉の源となると思うのです。

外国語の学修にもおすすめですよ。名詞や形容詞を変えて同じ文型を繰り返して表現していくので、その言語の仕組がわかりやすくなります。日本語との比較もおもしろいです。