サイズが違う積木を一緒に遊ぶ

「最初に4cmを買ってしまったので、3.3cmのキラキラ積木は足せなくて、残念なんです。」
「欲しい積木のサイズが揃わなくて、積木が決められないんです。」

積木のご相談をよくいただきます。サイズが理由のお悩みもお聞きします。

積木の遊び方が、建築的構造物に限定されず、平面構成のパーツだったり、机上の見立て遊びの道具だったり、その可能性が広がっています。情報も増えてきているし、種類も幅広く捉えられるようになってきていると思います。
そんな中で、基尺という基準でのサイズが、逆に、よりこだわりの対象になっているのも特徴的だと感じることがあります。

そこで、4cmと3.3cmの積木が出会ったらどうなるか、少し遊んでみました。

平面で模様を作る遊びの場合、サイズの違いは利点にもなりうると思いました。

4cmレンガ積木+Lumiブロック
ボディは大きめの積木で、パーツは少し小さい方を使うとバランス良いみたいです。


マンダラ的な配置に使うとき、大きさの違いをデザイン的に活かす方法がありそう。


シマの幅が違うボーダーシャツもありますし。
規則的なら違う種類のものが入ってきても規則は保たれますね。
ジュエルドミノを挟みました。

大きさが違うものが出会ったときに生まれることはいろいろありそうです。
基尺は、積み木遊びを制限するものとは言い切れないのでは。

寄り添いの行き着く先は、物を通り越して、人なのですよね。その人がやりたいことを認め、折り合い(スペースや予算、危険度なども含めてね)、関わりの数だけ正解があって、きっと積木のサイズの違いは不正解には含まれないのだろうなと、好きな積木をみんな並べて考えていました。