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子ども

時々考えます。『子どもがいていいことって、何だろう』と。人によっていろいろあると思う。自分が育つ。人間関係が広がるとか、自分の興味が広がる。生活の原動力。ただシンプルに一緒に過ごす時間が楽しい。他にもきっといろいろ。でも、当然子どもがいるから犠牲にしていること、我慢していることもあるはず。なんと言ってもお金がかかる。時間がかかる。精神疲労や身体疲労は激しい。子どもがやったことは親の責任。一人前に育てるまでの重圧。天秤にかけて、子どもがいて良かったと圧倒的に思えるほど単純なことではないと思う。

そんな時、いつも私が思うことがあります。私は、今の人生が与えられて本当に良かった。思い通りにいったことばかりではないけれど、産まれないほうが良かったとは思っていません。私は、ポッとこの世に湧いたわけではない。私に生命を与えた存在があり、かつて子どもだったことがあり、そして今がある。与えられたら、次は与える側になることが当然の順番だと思っています。それが、子どもを持つということ。彼らを、同じように、自分の人生を生きてて良かったと思ってもらえるまで育てて、それでなんとかトントンになるだろう、と。私自身の存在に決着が着く、だから、子どもがいて良かった、と。

私の育児の目指すところはそこ、つまり、子どもたちがそれぞれの人生を満足して生きることにあります。原点に戻ると、育てる方がやはり今を満足して生きていないと、子どもをそのように育てるのは難しいと思う。親が、自分の満足を求めるのは大切だと思います。ただ、今の時代、満足の材料が時間やお金だったりするから、それが奪われることで犠牲と我慢になってしまう。満足の材料を、奪われたりしないものにすればいいんだよ、そう思う。親も、子も。自分の内面に大切にしまっておけるものは、多分そう簡単には奪われない。それって、何だろう。探しながら生きると、ついでにいっそう子どもが愛おしくなるような、そんな気がする春先なのでした。