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アート活動を議論する

製作や絵画、アート活動と呼ぶことにして、幼児教育の場で行われるこの活動について、保育studyメンバー、それから大切なおもちゃ屋仲間たちと話し合いました。

小学校の図工の授業をそのまま持ってきたようなやり方。一斉の課題があり、指示を受けそれをこなす。または、空き箱でも空き容器でも積んでおいて、勝手にテープでペタペタ貼り合わせるような放置状態の工作。大方がどちらかに分類されているように感じていました。

話し合いでは、「どちらも違う気がする、どこが?なにが?なぜこれに危機を感じるか。」意見を交わして掘り下げました。保育studyメンバーの実践は、どちらでもないやり方に挑戦しています。ここはぜひご覧いただきたいところです。おもちゃ屋仲間は一緒にドイツの幼稚園を見学しているので、その時見たものが共通理解になっています。

なぜアート活動が気になるか。
まずは子どもにとってのアートを理解したいから。幼児期に、いろんな素材の特徴や道具の使い方を知ってほしい。そして、自分から何かを表現したいと意欲を持ってほしい。やってみたことに満足して欲しい。美に対する感性を高めて欲しい。美を知ることは成熟した社会の入り口。

それなら必要なことは、丁寧に素材や道具の扱いを教えてもらうこと。上手も下手も感じない、苦手意識を持たなくて済むこと。本当に美しいものを見ること知ること。こういうことは、現在の主流のやり方では難しいと考えます。

アートは平和なコミュニティの基礎となる。これはイタリア芸術教育ワークショップを通して私が学んだことです。人と人をつなぐものだから、みんなでやることには価値があります。そのことと一斉指導の違いをよく知りたい。みんなが同じ体験をしなくてはいけないのだろうか。「私の役割」があるのではないか?私はあの子のように上手にできない、と感じたたら表現活動が辛くなる。みんなでやっても私は私、どうやって実現するか。

放置に関しては、子どもに与えられることはとても少ないと思います。成長途中の子どもに何を伝えたいのか、大人が手を抜いてしまっている。

とても良い話し合いでした。そして、自分たちが直面していることに肩を落としたり、でも希望を持ったり。保育studyもその一環です。また、ヨーロッパの現場を見に行きたいね、そんな願いも分かち合いながら、さらにどうしたらより良くなるか考えています。