織り機

 

クリスマスには織り機をプレゼントに選ぶ方も多いです。
いくつか種類があります。その中からどれを選ぶかとなると、なかなかに悩みます。織り物は年齢によってできることが違い、幼稚園くらいのお子さんも無理なくできて、ずっと成長に合わせて長く使いたいというのが、意外と両立しないのですね。
長く使えるという点では、ニック社の「イネス」がそうだと思います。最初に糸がセットしてあり、それを見ただけで「ムリ!」となりそうですが、小さいうちは『そうこう』も『ひ』も使わず、枠の長さ分だけ縦糸を張って、針や手で横糸を通していき、大きくなれば模様編みにも挑戦していくということができます。ただ、縦糸のかけ幅が狭めなので太い毛糸を手で通していくのはやりにくいかもしれません。
ニック社の織り機はイネス以外にもロッタやスージー、ユッタなどありますが、いずれも手触り良く頑丈にできているので安心して使うことができます。写真の物はロッタです。
幼児期にしっかりしたものをということであれば、「角型織り機」が良いと思います。ちょっと無茶な力をかけてもがっしりと受け止めてくれます。太い糸をゆったりと渡したり、裂き織りにも向いています。幅広リボンなども織りやすい縦糸幅になっています。
とりあえずやってみたいというときは、「手織り(小)」が、安いながらも充分に実力発揮してくれるでしょう。織り物の基礎はしっかりわかるし、コースターやミニポーチくらいは作ることができます。

糸が目の前で布になっていくわけだから、おもしろいですよね。
小さい子でもできますが、小学生以降のほうが仕組みにまで関心が向くので楽しめるかもしれません。性別は関係ないようです。手動ではありますが、機械ですので男の子も好きです。