10周年のこと No.3

子育てとの両立は大変でしたが、子どもたちは、仕事の上でとても『役に立つ』存在でもありました。
おもちゃでどんなふうに遊ぶかずいぶん参考になりましたし、ボードゲームを試す相手としては最適でした。おもちゃのレビューやオススメのポイント、写真など、助けてもらいました。

同時に、子どもたちが幼稚園、小学校と、社会に関わり始め、子どもを取り巻く社会環境にもその場その場で接しながら、自分がおすすめしたい遊びやおもちゃが、育ちや社会にどう関わってくるのかについても考え始めました。

うちの子どもたちは、比較的主体性を大事にした、遊び中心の保育の中で幼稚園時代を過ごしました。ハラハラすることも疑問に思うこともありましたが、先生と、周りのお母さんたちと、常にしっかり話しができて、良かったと思えました。小学校教育は、それに比較すると、急にきまりや強制が多くなったように感じました。ひとりひとりは違った能力や個性を持っているのに、飛び出た能力や個性はどちらかというと学校生活の安定を乱すもののように感じました。

主体性を持って取り組む遊びと、それを助けるおもちゃをおすすめすること、それについては迷いはなくなってきていました。しかし、そのようにして育てば、個々の能力や個性は各々の形で飛び出てきます。それを受け入れる体制が整っていない。だから、幼児教育の時から飛び出しがでないように、という傾向を感じてきました。感じながら、震災があり、政権の移り変わりがあり、主体性を持たないことの危機に気づき、思いと流れの方向が違うことに対して、仕事を通して取り組むようになってきたのが近年です。