木を探しにおでかけ

krtek203のお部屋を新しく作ることになり、そのお部屋の窓の装飾のことを考える日々でした。せっかくの大通りに面した窓、外から見ても中から見ても、素敵にしたい。ノートに絵を描いて、少しずつやってみたいことを決めていきました。

木の枝を、木が生えているように飾り、その枝にいろいろ吊るしたいと思いました。この装飾は、ドイツやチェコ、デンマークでたくさん見たものです。撮ってきた写真を見て、だんだんとイメージができてきました。

さて、木ってどこで調達するものなんでしょう?欲しいのは枝振りの良い枯れ枝です。そこらへんにそんな大きいものは落ちていないですね。何人かの方に当たってみましたが「うーん」というお返事。そりゃそうだと思います。

少し遠征して、森の中で探してみることにしました。森の中の整えられた遊歩道を歩いてみると、脇に求めていたような枝が落ちています。何本か、ずるずる引きずって運び、車に積みました。探していたものが見つかってホクホクです。

自然のままの枝は自由に伸びたり曲がったりしていて、ディスプレイに使うのに思い通りにならない部分がたくさんありました。手前に突き出した枝など少し切り落とし、なんとかそのままを活かすよう、抜いたりさしたりして、ようやく落ち着いた姿に満足しています。

何に満足したのかというと、意外な気持ちが湧いたのですが、思い通りものもができたというより、そのものの姿を活かすことができた、ということだったのです。スケッチしたイメージ画とはけっこう違っています。でも、なんだか、なんとも言えない良い気持ちになりました。

外からもご覧いただけます。ああ、あれが、あの木か、と思いだしていただけましたら幸いです。