2024年は、1月4日からの営業を予定して準備していました。改装を控えているのでイベントは開けませんが、帰省中の方ともお会いできることを楽しみにしていました。
1月1日、石川県能登地方で大きな地震がありました。新潟も大きく揺れました。
地震発生時、私は家族との外出から戻り、店へ行って、onlineshopの発送を少し作業しようと思っていたところでした。お正月に遊んでいただけたらいいな、と。車に乗ってエンジンをかけたときに、揺れを感じ始めました。すぐに収まるかと思いしばらく待っていましたが、揺れが大きくなり始めました。これはまずいと思い、揺れの中、車を出て、家に入りました。その頃は揺れのピークで、家の中のものが落ちている音がしています。
家には帰省中の息子たちがいたので、声をかけあうことで少し落ち着きました。すぐに状況を調べると、津波警報が出ています。短時間で判断が必要でした。まずその場にいなかった家族と連絡を取り合いました。危険な状況にはないことがわかり、情報を追いながら、一番安全な場所として自宅を選びました。自宅は海抜22m以上の高台にあり、地盤が硬いこともわかっています。自宅には3階に相当するロフト部分もあります。
新潟は、その後も揺れましたが、大きな揺れは少なくなっていきました。石川県の状況がひどく、時間が経つごとに、心配な気持ちが大きくなっていきました。石川県出身です。知る場所が津波警報で真っ赤になっています。そして、自宅でこれだけものが落ちたのであれば、店の品物はどうなっているか、そちらも気になりました。
外は、避難渋滞が起きている、また、地面の液状化や割れなどが起きているという情報を見て、店の様子を見に行くのは控えました。スタッフさんは皆無事であることが確認できたことは、ひと安心でした。
翌日、近辺のどの辺りの被害がひどいのか、渋滞情報、津波の状況等を確認し、問題のないルートを選んで店の様子を見に行きました。これまでで一番被害はありましたが、覚悟していたより状況は良かったです。これで済んだのか、と思いました。もちろん、いろんなものが倒れ、落ちました。壊れたものもありました。でも、元に戻したり、メンテナンスをすれば営業できそうだとわかりました。スタッフさんも復元を助けてくれて、予定通り1月4日には今年の営業を始めました。たくさんのお見舞いのお言葉をいただき、ありがたかったです。
数日気持ちがそわそわして、ニュースばかり追っていました。奥能登の被害の実態が明らかになってくるほどに、辛くなります。どうかお大事に。ご安全に、少しでも早く復興に向かいますように。個人としてできることをやっていこうと考えます。店のことは、このような大きな揺れも来るし、そのときはどうなるのかということを今後の意識、店作りに活かしていきたいと思います。
2024年もどうぞよろしくお願いいたします。
