モビール修理

1月1日の地震では、店のある新潟市中央区は震度5強を観測しました。その時私は店内にはいませんでしが、自宅で同じ震度を体感しました。これまでで一番強い揺れだと思いました。体感だけでなく、店の品物にも初めての現象がいくつか見られました。そのひとつが、モビールのテグスが切れてしまったことです。

そのモビールは、大ぶりで重量があります。揺れに伴い、ブンブン振れたのだと思います。勢いで、テグスが切れたのでしょう。止めてあった木玉の根本から切れていました。修理が必要なのは、テグスの部分だけのようです。なんとか元通りにならないものかと思いました。

ドリルで根元の木玉に穴を開け、何かをかませながらテグスを押し込んでみようかとやってみたら、ポキ、ドリルの刃が中で折れてしまった。修理を始める前より事態が悪くなってしまいました。元のとおりに、木玉の中心からテグスを垂らすのは、自分の持つ経験と技術では難しそうです。

モビールをじっとながめて考えて、これならうまくいくかもしれないと考えた方法を試してみることにしました。とにかく中心からテグスが下がっていればモビールとしてのバランスは取れるはず。

テグスは、つぶし玉を使って固定されていました。同じ方法でやってみます。手芸用品店へ行き、つぶし玉とペンチを購入しました。テグスは、店内で使っていた一番太いものを使いました。1.5mmのつぶし玉が、寒い部屋でかじかんで動かない指先と、霞んだ目につらい。中心を潰し、全体を潰し、しっかりと固定します。モビールを吊るした状態で修理していきます。肩も腰もつらい。

1回目は、ちょっとテグスが長すぎたように感じて、もう一度やり直し。モビールはバランスが命!

そして、なんとか完成したときは嬉しかったです。諦めなくてよかった。今回は、天井からフックも抜けたので、ネジが長いものに付け替えました。この機会に、いろいろ見直していこうと思いました。