ひの社会教育センターさんが企画し、デンマーク在住のピーダーセン海老原さやかさんがアシストしてくださった2023年デンマークの学びは、企画第1回めの旅でした。ここで、デンマークの人育てと、その根底にあるデモクラシーに触れ、それは、その後の自分の意識に大きく影響しました。
ちょっとしたところでデンマークでの気付きをお伝えする。例えば、その件は子どもと相談してみたらどうでしょう、ご夫婦で話し合ってみたらどうでしょう、といったこと。たいしたことではないのにはっとする。それは私がデンマークで経験したことです。
やってみたら見えてくること、変化することがあります。それくらい、まだまだ自分たちの日常に小さなデモクラシーが根付いていない。でも、一度に大きく変わるなんて期待するのではなく、ほんの小さいこと、子どもが決めて良いことだけ、子どもに選択権を与えていくとか、それだけでも違ってくるのですね。私たちはまだ知らないだけ、経験してこなかっただけのことがたくさんあります。知る人が増えていくだけでも、世の中がかわるきっかけになるかもしれない。
その旅の2回目が今年実施され、無事終えたとのことでした。仲間が増えました。一期の私たちと、今年参加された二期の方たちは、同じ経験、同じ学びのもとに自然につながっていきそうです。「こんなふうに思われたらどうしよう」を気にしなくて良いコミュニティというのは心地よいものです。旅の仲間というのはその土台を共有するということなのだ思いました。この快適さが身の回りから少しずつ広がって、誰でもラクだなと感じて暮らせたらいいなと思います。