青いタツナミソウ

今日はいつもの角田山登山へ。角田山はもう、役割としてはトレーニングのお山です。もっと高くて頂上まで遠いお山に登るために、脚を慣らしておきましょう。

今年は、3泊の長距離登山を目指しているため、歩き慣れておくことは大切です。しかも、コースガイドを読むと『急登』という言葉が何度も出てくるじゃないですか。傾斜が鋭い山道に迎えられるらしい。

ゆるいところを長く歩くのは良いのです。短距離でも勾配がきついと、心拍が上がって辛い。苦手なんです。ですが、トレーニングのため、今日は苦手な稲島コースから登りました。角田山の中で一番距離が短く勾配が急なコースです。好きじゃないからあまり使わなくて、数年ぶりでした。

今日は暑い日で、負荷をかけるにはぴったりです。。。でも、実際に山に登るだけでなく、普段もジムに行くなど、数年少しずつ鍛えてきて、以前より山に対しては強くなっています。今日の稲島コースも始めからペースを上げてみました。

やっぱり急なのでそれなりに苦しい。5合目までは順調なペースでした。5合目から7合目あたりは、何度か立ち止まりました。ずっと登りっぱなしのコースです。それでも、何人かの方を抜きました。45分程度で頂上。150%のコースタイム、つまり標準の1.5倍のスピードで登りました、という記録です。上出来なんですけど、できれば40分くらいで登りたかったななんて欲がありました。速さは競ってなかったのですが、つい。

下りは更に上達していて、25分ほどで降りました。脚力強化の成果は下りに出ますね。上り下りトータルでコースタイム180%ほどの山行。好まないけど、前より稲島コースをラクに登れたような気がします。

そうやって、上り下りだけを目的にしていたら、登ってこられた慣れたご様子の方に突然声をかけられました。「あのね、あったよ、青いタツナミソウ!もうちょっと下の、ほら、あのあたり」と何度も。そういえばあまりお花も見ずに登っていた。タツナミソウって、知らなかったですし、山に、青にタツナミソウが咲いていることが、知らない人にも教えるくらいビッグイベントなんだということも、声をかけていただいてようやく知りました。お聞きした場所あたりの青い花と言ったらこれかな、と思って撮影して、帰宅して調べたら、タツナミソウということで合っていました。青は珍しいのかもしれません。

それこそ、3日に一度は登っていそうな慣れたふうな方でしたが、慣れた山だからこそゆっくり周りを見て、昨日はなかったもの、新しい発見を楽しむという姿勢を心得ました。トレーニングばかりじゃもったいない。次回はスピードを意識せず、ゆっくり登りたい。毎回そう思っているのですけど。