ホテルをチェックアウトして、コペンハーゲン空港からヘルシンキへと移動します。お昼の便にしていました。朝は急がなくても大丈夫です。朝食のニシンの酢漬けがおいしかったので、駅のスーパーで缶詰買おうかなとか、コペンハーゲン空港で最後デンマークのおみやげ見ようかなとか考えながらパッキングです。
泊まっていたマルメの街は、帰ってきて寝るだけで、中央駅とホテルしか見ていません。去る前に少し街歩きをしました。大きな公園があって、足を踏み入れた途端ぐわっと、自然の力に捉えられたような感覚になりました。手も足も出ません。そこに佇んでいるしかなくて、急速に、自分の中にあった余計なことが抜けていった気がしました。今日のスケジュールも。
駅のスーパーはないな、ちょっと時間押してきました。でもまあ十分な余裕はあります。海外ですから慎重に、ギリギリなんてもってのほか。空港行きの電車に乗りました。次が空港駅というところで車内が焦げ臭くなり、電車が止まりました。デンマーク語→スウェーデン語→英語の順でアナウンスが入ります。英語しかわからないので英語パートに切り替わった瞬間を逃さずに集中します。どうも架線系の故障らしいです。初日にも経験したあれ。少し動いてはまた止まり、最後はゆっくりと走って、ずいぶん遅れてコペンハーゲン空港駅に止まりました。空港でのおみやげ探しももうナシです。間に合わないかと思ったらなんとかセーフくらいのギリギリでした。荷物を預け、セキュリティチェックを受けて、予定の飛行機に乗ることができました。
あまり機会のない、非常口がある席で、非常の際にこの席の者がやるべきことを説明を受け、荷物は、羽織のシャツも含めて一切手元に持たないようにと没収され(上に片付けてくれました)、非常の際は非常ドアは捨てるんだね〜なんて、海外で初めて知りました。
ヘルシンキ空港に到着したときに、なんだかすごくいい気分になりました。今日は3カ国を通過してきましたが、なんだか、フィンランド好きかも。時差が1時間変わり、1日が1時間短くなりました。
新しい土地に入ったら、まずは座って、お茶を飲みながら心を落ち着けます。そして実際に動きながら場所をつかんでいきます。

最初は間違えたり遠回りしたり、しょうがないんです。そのうちなじみます。
ホテルにチェックインして、街を歩き、日本の方がいらっしゃるおみやげのお店で情報を教えていただいて、ホテル周辺を散策して、だんだんわかってきました。
いつもなら、現地の食事大好きで全然日本食が恋しくならないのですが、どうも今回はアジアの味が食べたくなります。ここは体に素直に。幸い、どの都市でもアジアフードは人気があるようで、一人旅ゆえテイクアウト中心の食事でも、なんらか食べられるのがありがたいです。
今日は、ベトナム料理やさんで炒めご飯をテイクアウトしました。現地の人のお店で、プリプリのおいしいエビたっぷり、すごくおいしかったです。
