世界的にも有名なヘルシンキ中央図書館Oodiオーディのトイレは地下1階にありました。らせん階段を降りていくと一室広いトイレ。記憶だと(撮影禁止なので)三方の壁に個室が並んで配置されていたような。20人分くらいあったと思います。各個室のドアは乳白色のガラスだかプラスチックで、個室に入ると照明が明るくなり、うっすらと、使用中のシルエットがドアに映ります。ちょっと引きます。男女共用です。これにも引きました。
子どもや介助が必要な人に付き添うのが必ずしも同性とは限らない。真っ先に思ったのはそのためかなということでした。あとで、ジェンダフリーという言葉に触れて、なるほど。
いろいろ、隠さないのですね。私も、引きはしたものの、まあいいかと利用しました。とにかく他の人がやっていることにあまり関心を持たないように感じていて、個室は空いているか埋まっているかだけわかれば、使用中のシルエットをながめている人もいないようでした。だからまあ、問題ないのか。
このトイレを、誰か批判したり、いわゆる『炎上』はあったのだろうか。日本国内だと、起きるのではないでしょうか。それが怖いというか面倒だから、珍しい取り組みはできないという体質は根強いはず。
デモクラシーフィットネスで分類された私は冒険者のカテゴリーでした。新しく解決策を提案していくタイプでした。なので、何もしないのが一番安全という施策はもどかしいです。Oodiのトイレのような新しいものを見ると好奇心発動、しばらくトイレのことを考えていました。