雲ノ平へday3

3日目、ああもう下山です。2日かけて登ってきて、2日かけて降ります。なんでこんなことしてるんでしょうね。

朝、起床時間より少し早めに目が覚めて、洗面が混む前に顔を洗おうかなと思って下に降りました。まだ薄暗くて、ぼんやり浮かび上がった木彫りが素敵でした。カメラを取りに戻り、人がいない山荘を撮影しました。

雲ノ平山荘は、アーチストインレジデンスプログラムを開催しています。アート作品が展示されています。
お月さま。今日はまだお天気がもちそう。
登山者が起き出す前からスタッフさんたちのお仕事は始まっています。
朝ご飯のお支度ありがとうございます。
山荘の水は貴重。大事大事に顔を洗います。
雲のあしあと
ボトルに水を汲んで行きます。有料です。命に関わる水、用意していただけてありがたいです。

お天気が下り坂に向かうとのこと。朝食をいただいて身支度を整えたら出発します。みなさん、名残惜しいなと仰ってました。同じ気持ちです。

幸い、下山中のお天気は良好。最後の雲ノ平の景色を楽しみながら、来た道を戻ります。

いろんなものが棲んでいるのでしょうね。

岩ごろごろの難所は無になってひたすら降りる。

下山中の休憩箇所、薬師沢小屋に到着。本日の半分の地点ですでにヘトヘト。景色が良いのが救いです。

薬師沢は渓流。イワナ釣りを楽しむ人もいます。
怖いところもたくさんあります。全集中。

沢まで降りてきて、また登り返しです。ここが一番辛かった。初日ラーメンを食べた太郎平小屋へは、ようやくたどり着いたという感じでした。今日はここで一泊。太郎平小屋は前日の雲ノ平山荘と趣が異なり、THE・山人のための小屋。おしゃれではないけれど渋くて実用的。雲ノ平はご褒美だからあれが良かった。太郎平は過酷な登山の拠点だからこれがいい。どちらもいい。山では登山者はゲストではなくてお邪魔する者たち。今日もお布団とお食事とトイレをありがとう。

寝ます。