お話し会に来てくださる横尾泉さんとは、2013年ドイツ、2020年ドイツ、2023年デンマークと一緒に行きました。同じものを見て、それぞれ感じ、考えをシェアしてきました。2025年今年、私は7月に、横尾さんは10月にフィンランドを訪れ、共通の体験も、それぞれ独自のものもありますが、やはり感じたこと、考えたことを分け合っています。
お互いおもちゃ屋ですが、ヨーロッパの視察を重ねて、おもちゃの背景を感じるようになりました。おもちゃは、文化、歴史、社会、宗教、教育などなど、いろんなことを映し出しています。おもちゃだけでは、子どもを取り巻くものを捉えることができないのだと思いました。それが、おもちゃがあるだけではあまり変わらない、時にはおもちゃがしまい込まれてしまう理由でもあるのだと。
おもちゃを通し、遊びを通して子どもが育つことをおもちゃ屋として信じています。そして、その背景のおもしろさも併せてお伝えできたほうが、もっと子どものおもちゃ遊びが豊かになるような気がしています。今回のお話会は、遠回りのようにも見えますが、おもちゃが活かされるための王道かも?と私達が感じ始めていることをお伝えします。
でも、そんなガチガチな感じでもなかったんですフィンランド。真面目で勤勉なのは気づきましたが、もっと余白が大きいですね。自分が楽しく心地よいことはとても大事なこと。今回のお話会にも、その雰囲気も取り入れたいです。定員がかなり埋まってきましたが、ご関心あります方はぜひお越しください。








