ミュージカル俳優たいち

今日は夜のコンサートへ。店から歩いて数分のりゅーとぴあへ。クリスマスオルガンコンサートに中野太一くんが出演するので駆けつけました。

今はプロのミュージカル俳優の太一くんのことは、20年間その成長を見続けてきて、この度故郷新潟でコンサート出演です。20年前、たいちは私の長男と一緒に小学生時代を過ごしました。ずっと歌が上手で、将来はプロの歌い手になるねって、本人が望み、お母さんたちも期待していて、ほんとにそうなった。

舞台のたいちはかっこよかったです。子どもの頃はきれいなボーイソプラノだったけど、すっかりバリトンで、やっぱり声量も音域もたっぷりあって、聴き応えありました。客席を歩きながら歌って、間近に来たとき手を振っちゃった。多分目が合った(きっと全員がそう思ってる)幸せを感じました。私は推し活しないのですが、推しを応援するってこう言う気持ちなんだってちょっとわかった気がしました。

頑張っている様子を鑑賞しながら、意外にも自分が子育てをしてきたときのことを思い出していました。太一をお母さん仲間みんなが応援し、うちの子たちも随分支えてもらって、みんなでみんなを育てていた。クセの強いうちの息子のことを「すごいすごい、将来楽しみ」と褒めてくれて、人付き合いの悪い私も何かと仲間に入れてくれて、みんな、悩みながら支え合って頑張ってきたね、大変だったけど良い時間だった、と思ったらちょっと涙が出てしまいました。

太一のことをずっと支えてきたお母さんが、ロビーで本当に嬉しそうで、私にも駆け寄って来場のお礼を言ってくれて、私は列について太一にサインをもらいました。子どもが大人になるまで育てるってこう言うことなんだ、と思った夜でした。

たいち、もっとビッグになるよ、きっと。