今日買った本です。
店をつくることをたびたび考えます。店を持っていることが嬉しいとき、ちょっと辛いとき。ちょっと辛くなるときは、お客さんがいらっしゃらなかったり、品物が売れないということよりずっと、店を大切に思っていただけないときだなと思いました。
どんな店にして、お客さまにどんな体験をしていただきたいか、いつも考えていて、品物を選び、並べ方に試行錯誤し、商品の知識を深めたり、それをカードに記載して一緒に置いたり、お掃除したり、品切れに注意したり、サンプルを用いてご説明したり、遊んでみていただいたり、しています。
おもちゃに関心を持ってくださったお客さまに、未熟ではありますが精一杯の説明をさせていただいて、おもちゃのことを知っていただいたあと「楽天で買ってます」というのはけっこう辛いです。どこで買われるかはお客さまが決められることなのですが。商品や説明カードを写真、時には動画で撮影して、その情報だけ持ち帰られることもある。
おじいちゃんおばあちゃんが、お孫さんのためにおもちゃを選ばれるのに、店内から画像付きスピーカーで通話され、品物を動かしながら「これいる?」「これどう?」と聞く。スピーカーの向こうで、お孫さんのご両親から「いらない」と聞こえてくる。店内にそれが響く。これもやめていただきたかった行為です。
以降、店内では撮影と通話をご遠慮いただくことにさせていただきました。
もう小さくない、小学生のお子さんが、販売している色鉛筆の単品で販売しているぬりえに書き込みをされるのは、どちらもダメになるので防ぎたかった。少なくともお子さんから目を離さないでいてくださったら、これは起きなかったかもしれない。小学生になるまでに、それはやってはいけないことということを知らなかったというのも悲しかった。
小さい子に、お父さんお母さんが店のおもちゃで「遊んでいいよ」と声をかけられる。その言葉の意図が、お子さんのために一番良いものを選ぶために様子を見たいということでしたらお手伝いさせていただくのですが、遊んでいる間は静かだからということであれば、良い瞬間も困った瞬間も、スタッフだけが見ていることも、あります。
店をお持ちの方に、そういったことは起きないよ、と言われることがあります。それはよいお店なのだと思います。どうやったらそういうお店をつくることができるのかな。近年はそれも考えています。








