クリスマスの彩り

触るにも緊張してしまうような繊細な技術です。回転させながら、一つずつ手で削り出しています。白木ですが、光を受けると影の濃淡ができて、美しさが際立ちます。スッと縦に長いスマートな木。木を中心に、根本に小さなお人形を並べると、三角のシルエットが良い感じです。

スッと縦に長い13.5cmの木と、ころんと丸みのある9cmのツリー、それぞれ、幹が太く安定感があります。塗装は薄く木目が見え、ひとつひとつ個性のある木をそのまま表現しています。ツヤはしっかりありますが、ギラギラした感じではありません。しっとりと光るような品のあるツヤです。

キャンドルを灯すと、暖かい空気が上がり、その気流で羽がくるくる回ります。灯りと羽の動きを楽しむ室内の装飾です。羽の動きに伴って、土台のモチーフも一緒に回ります。ソリのペンギン、帽子のペンギン、マフラーのペンギン、みんな冬を楽しんでいるようです。

トナカイさんは赤い鼻、サンタさんの相棒。顔を横に向けたスタイルがユーモラスです。丸いパーツをバランスよく取り付けて、楽しいストーリーのような一場面になりました。

ツリーと一緒に立つサンタさんは、片手に袋、片手にベル、準備OKと言った感じです。ツリーのオーナメントのクーゲルが、きれいな赤と金で素敵です。

ペンギンの上目遣いがたまらない。サンタさんが持っているのはお魚。ペンギンにも思うところありそうです。サンタさんとペンギンの置き方を変えるといろんなストーリーになります。彩色は、控えめのツヤと深い色合いが、ユーモアあふれるデザインを品よくしています。

サンタさんとプレゼント。2ピースの飾りです。お気に入りのレイアウトを探してみてください。プレゼントを準備中のサンタさんと、お手伝いのくまさんでしょうか。それともこれからプレゼントになるテディベアと積木でしょうか。色使いが賑やかで、見ていると楽しい気持ちになってきます。

味のある手彫りの製品をつくり続けているヘルビッヒ工房。荒めの素朴な彫りからは、ひと削りごとに集中して丁寧に進められていることが伝わります。形の良いシンプルなクリスマスツリーです。4本のキャンドルはアドベントクランツでしょうか。ツヤのない、落ち着いたグリーンです。

削り木の技法のお星さまです。白木一色ですが、細かいカールの削り込みなど凝った美しいデザインで、存在感は抜群です。単体で立ちます。

ビヨルン・コーラー社の製品は、丸みのある、独特のデフォルメされたデザインが特徴です。塗装には深みとツヤがあり、木目は薄く透けて見えるところに品の良さを感じます。2本の紐で吊り下がり、ぶらぶら揺れるサンタさんです。紐を引っ掛けられる、または結び付けられる場所を選んで取り付けます。モビールのような感覚でお使いください。

小さなパーツを取り付けるドイツのおもちゃ工房の製品は、どうしてこう、絶妙な角度で仕上がっているのでしょう。首の傾きや、腕の振りなど、何気ないようでいて、実は良いバランスでできていることがわかります。何も説明がなくてもお話が生まれてきそう。パーツ同士を並べる位置、角度で見え方が変わってきます。

お顔もポーズもとってもかわいい、ギュンター・ライヒェルのミニチュアの天使たち。この天使はお花を抱えて、まるで届けてくれるようなポーズでこちらを見ています。お花一輪一輪、細かく花びらの切込みが入り、いろんな方を向いて元気いっぱいです。花束の代わりに、こんな贈り物も素敵。