良いおもちゃを選ぶときに影響を受けていること

クルテクでは「良いおもちゃ」を選ぶよう心がけていますが、良いおもちゃの背景にある人にも影響されることが多いです。

普段はなかなかヨーロッパの作り手さんにお会いする機会はないのですが、輸入元さんが招いてくださったり、見本市にこちらから出向いたときが貴重なチャンスです。そうして、好きなメーカーの方とお会いすると、この素晴らしいおもちゃはこんな素敵な方から作られているんだと感動して、ますますそのおもちゃが好きになって、この感動ごとお客さまにおすすめしたいという強い気持ちになります。

輸入元さんが、きちんとメーカーさんとお会いして、その人となりごと取り扱いを決めていらっしゃることが再確認され、ますます信頼を高めます。

良いおもちゃに出会うことはありますが、人とのやりとりのなかで難しいなと感じて扱いを見合わせることもあります。このおもちゃはこのように使って欲しいため、扱うためにはしっかりと本を読み研修を何回か受けてください、と言われると窮屈に感じます。メーカーさん主催のWSに自ら参加するのは好きなのですが。

学びに対して、自分で必要を感じ自ら取りに行く姿勢を根付かせていくのは簡単ではないと思います。その基盤もまだできていないように思う。遊ぶために学んでくださいと言われなくても、遊びたいから学びたいという思いに至ることを待ちながらものづくりを続けている人からは愛を感じます。扱えるものに限りがある中で、作り手さん、広め手さんの優しさや慈しみを知る機会があったものを残していくことが多くなります。

2月に訪れたベック社のおとうさん、大ファンです。