プラハより届いたおもちゃたち

チェコ・プラハのマリオネット作家、バーラ・フベナー(Bára Hubená)さんの作品を新しくご紹介することになりました。

バーラさんの作品に出会ったのは、2020年ドイツの旅にて、楽しかった旅の仲間たちとフランクフルトの空港で別れ、一人立ち寄ったプラハでのことでした。プラハはフランクフルトからから空路で1時間ほど。遠いとも感じませんでしたが、ドイツとは人の雰囲気がまた違うような印象でした。なんだかこう、ゆるいというか。

限られた滞在時間の中で、プラハでは歩きまわって素敵なものを探してみようと決めていました。歩いた歩いた27000歩。のんびりした空気の中では、いろんな場所でいろんなアーティストがいろんな作品を公開していました。絵、焼き物、布小物、ビーズ細工などなど。バーラさんの作品は、カレル橋下のマリオネットショップの奥の方で見つけました。手彫りのざっくりさと、作品の楽しそうな表情が合っていました。お部屋にいてくれると、嫌なことがあっても見たら元気が出そう。ドイツのおもちゃとくらべての素朴なほっこり感、アーティストがのびのびと作品作りができるような街、それがチェコのゆるやかさの印象。素敵なものは街中でたくさん見たけれど、バーラさんの作品が一番気に入って、ゆっくり選んで自分のおみやげにしました。

家に帰ってから眺めていてもやっぱり好きで、取り寄せできないかお願いしてようやく日本に到着したものです。バーラさんとやりとりするうちに、作品だけでなくバーラさんのことも好きになりました。この作品の印象と同じ雰囲気の方だなと思いました。きっとおおらかで明るい。無事に届いてまずは一安心。日本でもご紹介することができました。手作りですのでひとつひとつ違いますが、毎回の出会いを楽しんでいただけますと嬉しいです。

チェコには次に行きたい街があります。そのときはバーラさんにも会いに行きたいですね。プラハでは食べる時間も惜しんで歩いていましたが、立ち寄ったカフェでオーダーしたこちら、おいしかった。もう一度食べたいかも。


細切りのじゃがいもをガーリックを効かせたラードで揚げてたっぷりのザワークラウトをサンドしたもの、とマキアート